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Sandfish Records Diary

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包丁を研ぐ男

 薄曇りのうすら寒げな朝。コーヒーが美味しい。ドリフターズ(アメリカ人の方)のレコードをかけてみたりする。すると、“Under the Boadwalk”なんて素敵な曲が流れてきて、「あぁ、ボードウォーク行きたいなぁ。行こうかなぁ」と思ったりしつつも、「でも、薄曇りだしなぁ。寒そうだなぁ」と躊躇しつつ、とりあえずギターでも…と弾いてみたりする。シンプルだけど美しい曲だなぁと思う。

 珍しくアルバイトが3日つづいたりして、しっかり疲れたもんで、昨日は夕方には帰ってきたんだけど、どうにも仕事をする気になれず、かといってお酒を呑みにいってる場合でもなく、さてどうしたもんか?と考えあぐね、とりあえず、カレーを作ることにした。ざくざくと玉葱をみじん切りにして、しつこくない程度に炒めている間、ラヴィン・スプーンフルのベスト盤をかけてたら、どことなく幸せな気持ちになれた。さらに、煮込んでいるときに“Coconut Grove”が流れてきて、もう一歩ほど幸せな気持ちになれた。ささやかな前進。

 カレーは一晩おいた方が美味しいわけでね。だから今日のお昼には、美味しいカレーを食べることができる。作っておいてよかった…と思う。

 それから、ライトニン・ホプキンスの、どっぷりとしてるんだけどどこかカラッとしたブルースをかけながら、僕はせっせと包丁を研いだ。きっと一昨日の「余白や」で小説『大菩薩峠』の話を聞いたからだと思う。この小説には、机竜之助という剣豪が出てくるらしいんだけど、この人が小説の冒頭で、なんの理由もなくとある老人を切り捨てるんだそうで、そんな話を聞いたもんだから、「ふぅん、そうなのかぁ」と思うわけで、そんで、きっと、僕は、包丁を研いだのだと思う。えっと、別に老人を切り捨てるためじゃないですよ。誤解のないように。

 さて、これから役所へ行ってきます。それから、仕事をします。夜は「サウサリート」へ行ってきます。そんな月曜日にしたいと思います。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2009-02-09 10:50 | diary | Comments(0)
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