ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

CANTO @ Cafe Pensee

 小雨が降ってる月曜日。買い出しに行きたいし、銀行にも寄りたいので、できれば午後にはあがってほしい。シャワーを浴びて、洗濯機をまわして、トースト焼いて、インスタントの卵スープをいただく。デヴィッド・ウィッフェンの『Coast to Coast Fever』をターンテーブルにのっける。

 みんなそうなのかもしれないけど、僕は僕で、毎朝同じようなことを繰り返している気がする。歯をみがいて、着替えて、トーストかじって、レコードを聴いて…みたいな。

 昨夜は、中西文彦率いる(と言っていいのかな?)トリオ=CANTO(カント)のライヴを観に「カフェ・バンセ」へ。初めて観るCANTOだったが、いんやー、本当にかっこよかった。この界隈で活躍するミュージシャンの中でも、中西氏のスタンスは非常にユニークなものがあるのだけど、CANTO での活動はおそらくその最たるものだろう。とにかく、枠からはみ出そうとすることに意識的なのが、演奏全体からひしひしと伝わってくる。それは、一種の存在証明みたいなもので、自分達の音楽が他と替えがきくものではないということを、聴く側に強くアピールしてくる。ブラジル音楽をベースに置いてはいるものの、そこから激しく逸脱した演奏は、例えばジャム・バンドが持つ自由なフィーリング等と共通するものを強く感じた。

 それでいてCANTOの演奏には、突き放したところが感じられない。そこがいい。どこかエレガントなセンスを感じさせる福井豊のパーカッション、土着的な力強さをもった大沢逸人のベース、そして様々な音楽要素が混在したかのような中西文彦の個性的なギター、きっとこの3つのバランスがうまく取れているのだろう。3人の人柄もあるのか、調和が感じられ、エゴイスティックな印象はあまり受けない。その点で、もっとキレてもいいという向きもあるかもしれないけど、それは好みの問題かな。僕は今くらいがちょうどいい。

 目を閉じて聴くと、音が一体となって大きな波のように襲ってくるのがわかる。それはとてもスリリングな体験で、この音楽は本来、小さなカフェで聴くべき種類のものではないのかもしれないなぁと、そんなことを思ったりもした。

 いつかサンドフィッシュのイベントにも出演してほしい。そして、たくさんの人にCANTOの演奏を聴いてもらえたらいいなぁと思う。

 MIYAI
[PR]
by sandfish2007 | 2009-07-06 11:06 | diary | Comments(0)
<< Time Takes Time We Love Sausali... >>