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Sandfish Records Diary

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Never to Return

 前に進んで行く力が欲しくて、友人がくれたピート・タウンゼントの1986年のライヴ音源を聴く。で、しっかり受け取る。この潔さというか、きっぱり感というか、物事を言い切る勇気にみたいなものに、僕はいつも心動かされてきた。自分にはいたって足りてない部分なので、今も昔も、こうしてピートの歌やギターを聴いては、パワーをもらってたりする。

 音楽を聴いて学んだことは、人はそれぞれでいいんだという認識かもしれない。心に自分なりの真実があって、それを追いかけたり、守ったりしてれば、たどたどしいなりにも、きっと自分の本当の人生を歩んで行けるのではないか。もし音楽を熱心に聴かなければ、こんなことをこれほど真剣に思ったり考えたりしなかった。そんな気がする。

 このライヴはピートが『White City』をリリースしたときのツアー音源だろう。同アルバムからの曲を中心に、他のソロ・アルバムの曲を加え、ザ・フー時代の曲を隠し味にして、仕上げてみました的な内容。構成に現役感があるから共感できるし、聴いてて楽しい。当時のピートは40歳だから、今の僕よりひとつ歳上といったところか。

 1989年にポールやストーンズやザ・フーが大々的なワールド・ツアーに出て以来、彼らのライヴに足を運べば、往年の名曲をたくさん聴くことができるようになった。当時、僕はそのことにとても興奮したし、「そもそも自分で作った曲なんだから、意地になって封印とかしないでさ、好きなときに演奏すればいいんだよ」と思ったりした。でも、そうしたライヴが20年間もつづくと、新曲が(アーティストにもオーディエンスにも)あまり大事にされないライヴというのはちと淋しいなぁと、さすがに思わないでもない。

 ま、なんであれ、僕はなにを残すでもなくここまで来てしまったので、人のことをとやかく言う前に、せっせと頑張って、前に進んで行くしかないんだと思う。

 というわけで、今日もがんばろう。で、夜はクリーム・シチューを作ろう。そうしよう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2009-11-12 13:16 | diary | Comments(0)
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