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Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

変わらないものもあるんだと思う

 サンドフィッシュ・レコードは、欧米のシンガーソングライターを中心にリリースしているレーベルなので、日頃から有名無名に関わらず、古今東西のシンガーソングライターに対しては、僕なりに目配りをしてたりする。けっして派手なシーンではないけれど、概ね押しつけがましくなく、騒々しくなく、誠実に音楽をやっている人が多いところが、僕は好きだったりする。時代に流されないタイムレスな感覚も気に入っているし、メロディをとても大切にしている。

 そんな「シンガーソングライター的」とでも言うべきイメージを作り上げた人といえば、キャロル・キングとジェームス・テイラーの名前が、やっぱり一番最初に上がってくるんじゃないかなと。もし彼らがいなかったら、僕が日本の片隅で、こうしてちっちゃなインディーズ・レーベルをやることもなかったんじゃないかなと思う。

 そんな2人がジョイント・ツアーに出て、来年の4月には日本にもやって来るという。「まいったなぁ」と思ってたら、なんとなんと、バック・バンドのギターがダニー・コーチマーでドラムがラス・カンケルでベースがリーランド・スカラーだというではないか。おーい、セクションじゃねーかよー。

 もう降参。なにがなんでも観に行く。燃えるぜ。

 キャロルやジェームスが残した名盤の数々。それらを支えた彼らの演奏もまた永遠なり。なにより、僕の血となり肉となり、そして生きる源泉になった音楽だ。というわけで、昨夜からラス・カンケルのタイム感に合わせて生活している。備えるのだ。

 会場は日本武道館。2年前にキャロルを初めて観たのも武道館だった。あのときのキャロルは本当に素晴らしかった。でも、昨年のキャロルはもうひとつだった。きれいな会場で、観客もおとなくて、なんだかリサイタルみたいだった。でも、今回はまた武道館だし、ジェームスもいるし、ダニーもラスもリーもいる。悪いわけがない(と思う)。初めてジェームスの歌が聴けるのも嬉しい。本当に嬉しい。

 あらゆることが変わり、過ぎ去っていくけれど、変わらないものもちゃんとある。4月になったら、そんな歌たちに、会いに行こう。

 MIYAI
by sandfish2007 | 2009-11-26 09:25 | diary | Comments(0)
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