今朝も冷えている。なにかあったかいものが飲みたいと思う。でも、インスタント・コーヒーが切れていることを思い出す。台所の引き出しをのぞいてみたところ、大分前にもらったココアがあった。「おうおう、ひさしぶりー」と、けっこうわくわくしながら入れてみたんだけど、これが、恐ろしいほど、不味い。しばらく我慢して飲んでたけど、耐えきれなくなって、さっき流しに捨てた。で、今は口なおしにみかんを食べてるところ…だったりする。
例えば、もし彼女が入れてくれたココアがこれほど不味かったとしたら、僕はどうするだろうか?しばらくは我慢して飲むにせよ、結局は事情を説明して、流しに捨てるような気がする。しかし、そこにはそれ相応の気まずい気分や、がっかり感があるかもしれない。でも、自分で入れたココアがここまで不味いと、それはそれで妙に味わい深かったりする。この辺が男の一人暮らしのいい加減なところというか、いいところだと、僕は思う。
で、みかんがあってよかったなぁと。ジェームス・テイラーの『Dad Loves His Work』を聴きなが、思ったりしている。部屋に差し込んでくる朝の光と、ジェームスの自然な歌声はとてもよく似合う。作夜は、珍しくクラシックのテレビ放送を観てたんだけど、やっぱり僕はジェームス・テイラーの方がいい。
できれば、今夜は鍋が食べたい。きっと帰り道は寒いだろうから。あったかいものならなんでもいいのかもしれないけど、できるこなら、鍋がいいなぁと思ってたりする。
では、いってきます。
MIYAI