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Sandfish Records Diary

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ロックで独立する方法

 寝坊助な1日の夕暮れ前。そういや朝からなんも食ってないことに気づいて、ご飯をチン。卵をかけていただく。それからベーコンの薫製をかじる。リクオの歌を聴く。時間がゆっくりと流れていく。

 昨夜はとてもいいライブだった。ピアノが置かれた位置の関係で、終始お客さんに背中を向けての演奏だったけど、なんの問題もない。柔らかな感情がしっかりと伝わってくる。さすがだなぁと思った。僕がリクオの音楽から一番感じるのは、普段は表に出さない種類の優しさや切なさだったりする。例えば、お酒を飲んだ夜、部屋でひとりになったときに、あんなこと言わなきゃ良かったなぁとか、もっと上手に話せたはずなのになぁとか、友達に嫌な思いをさせてないかなぁとか、そんなことを思うときって誰しもあると思うんだけど、だからといってどうすることもできなくて、きっとあまり気にするようなことじゃないよねと自分を力なく励ますくらいがせいぜいな、そんなちょっとした傷つきやすさ。本音。孤独と思いやり。かといって次に会ったとき、僕らはそんなことこれっぽちも顔に出したりはしないけど、でもきっと、伝わるものは伝わってたりする。そんなもんだと思う。

 けっして大それた感情じゃない。でも、こうした情感が、僕にはなにより大切だったりする。嘘がないし、ピュアだ。そして優しい。きっと、リクオはこうした心の機微を、ずっと大切にしてきた人なのだと思う。それは彼の歌を聴けば、よくわかる気がする。

 ライヴ後、リクオさん(こっからさん付け)がご飯に誘ってくれたので、友人であるフリーキーマシーンの健吾くんがやっている店「菜音」へ。音楽のこと、業界のこと、寅さんのこと、いろんな話をした。途中で友達夫婦も加わって、さらに話題は多方面へと広がっていった。僕はなにかの雑誌で見かけた清志郎が書いた「ロックで独立する方法」という本のことをリクオさんに話した。ほんのさわりしか読んだことがないけど凄い本だと。リクオさんは読んだことがあり「あそこまで赤裸々に書けるんだよねぇ」と言った。そこから僕らはタイマーズなどの話をした。瓶ビールを飲み、焼酎を飲んだ。リクオさんの新しいCD をみんなで聴いた。店を出たのは午前3時半を過ぎた頃だった。

 そして、今日の夕暮れ前、ご飯をレンジで温めていると、玄関のベルが鳴り、荷物がひとつ届いた。差出し人は千葉に住む友人からだった。開けてみると、清志郎の「ロックで独立する方法」が入っており、「とてもいい本ですよ」という友人からのメッセージが添えてあった。うひゃー。ひょっとすると、僕らはみんな、自分達の気づかないところで、深く繋がっているのかもしれない。さんきゅーまいふれんど。なんか最高だったよ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-01-10 17:22 | diary | Comments(2)
Commented by える at 2010-01-10 18:10 x
なんだかこの間のブログ読んでたら、宮井さんに贈りたくなったんすよ。

こんなドラマティックな話を聞くと、嬉しくなります。

いつかボクもリクオさんの唄、生で聴いてみたいです。



宮井さん、いつも楽しいブログありがとうございます。


清志郎の本と同じくらい、ボクは勇気をもらってます。



今年こそ飲みましょうね!


うちに遊びに来てください!
Commented by sandfish2007 at 2010-01-11 08:59
◇えるくん
どうもありがとう。すごく嬉しかった。
嬉しくて、一気に読んじゃったよ。

いつも日記を読んでくれて感謝なり。
そんな風に言ってもらえると、すごく励まされるよ。

リクオさんは素晴らしいので、機会があったらぜひ。

今年は飲もうね。遊びに行けるようがんばるだよぃ。

MIYAI
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