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Sandfish Records Diary

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Soul to Soul

 昨日の深夜、誕生日のプレゼントにといただいたチャボのDVD『I Stand Alone』を観た。3時間通して一気に観た。観てる間中、胸の奥がちょっぴり苦しかった。で、最後にはとうとうたまらない気持ちになったんだけど、そこにはかけがえのないものが横たわっていたわけで。だから、途中で止めたりしないで、最後までちゃんと通して観てよかったなと思った。もし眠いからとか、腹が減ったからとか、出かけなきゃいけないからとか、仕事が気になるからとかを理由に、何度かに分けて観たとしたら、きっと僕は後悔しただろう。

 チャボがRCサクセションを歌った夜。2009年10月11日、渋谷AXでの出来事の記録。翌日、ライヴを観に行った友達がセットリスト読み上げてくれた。僕は反射的に鳥肌がたった。でも、それは気持ちが高揚したからじゃなかった。少なくとも、それだけじゃなかった。

 チャボはキヨシローのことをたくさん話して、キヨシローが作った曲をたくさん歌った。キヨシローが死んだとき、テレビカメラが車の中で憔悴しきったチャボを映した。とても老けて見えた。こんなところを撮らないでほしいと思った。可哀想だった。この夜のチャボもやはり少し老けて見えたけど、でもそれはキヨシローのせいではなくて、単に歳を重ねたという理由かもしれない。だって、今年でもう60歳になるのだから。老けてたって当たり前なのだから。

 でも、チャボは今も少年のようでもある。どんなに老けたって。歳をとったって。

 チャボはキヨシローとの想い出を、大切な友達を失った悲しみを、キヨシローを愛したたくさんの人達と共有する必要があったんだと思う。キヨシローとの小さな物語(と本人が言っていた)を、みんなに話すことで、一緒に歌を歌うことで、悲しみを乗り越えようとしたのだと思う。これはそんな夜の記録なんだと思う。

 ソウル・トゥ・ソウル。音楽が結ぶ絆は深い。僕にはそんな友達がいるだろうか?

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-02-08 11:43 | diary | Comments(0)
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