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Sandfish Records Diary

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World Gone Wrong

 きりりと冷えた朝に飲む熱いコーヒーはどうしてこんなにほっとするのだろう。欧米的な生活がしみついてる証拠だろうか。それとももっと根源的なものなのだろうか。そんなことを思いながら、トーストにツナをたっぷりのっけていただく。ディランの弾き語りなアルバム『World Gone Wrong』を聴く。

 自作曲なし。古いフォーク・ソングばかりを10曲。発表当時ディランは52歳。これらの歌を唄うにふさわしいだけの年齢を重ねている。僕はこのアルバムを聴くと、いつも慎ましい気持ちになる。特にこんなよく冷えた朝には。

 昨夜もディランのアルバムを何枚か聴いた。キャリアの長い人だし、1度だって立ち止まることのなかった人だから、とてもたくさんの作品を残している。中には随分と聴いてないレコードもあったりする。それらを久しぶりに引っぱり出すのも楽しい。それぞれのアルバムに、そのときどきのディランがいる。アーティストの音楽だけでなく、存在そのものを聴き込むのは、時間がかかることだけど、味わい深いものだ。

 『Modern Times』は、1曲目が“Thunder on the Mountain”で、2曲目が“Spirit on the Water”だ。美しい対比。昨夜は、今さらながらこのことに気がついて「うわぁ、いいなぁ」って思った。まるで短歌みたいだなって。

 来月になれば、ディランが日本にやって来て、14回のライヴをやる。そのうちの7回は東京公演だ。できれば東京は全部行きたいけど、どうやら1 回しか観れそうもない。でも、ディランがライヴをやる日は、バイトの有給休暇をとってたりする。だって、急に行けるようになるかもしれないでしょ。9年振りに来てくれるんだ。これくらいの準備はしたっていいよね。

 あぁ、ボブ・ディラン。初めて聴いたあの少年の日から、ずっと大好きだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-02-14 09:49 | diary | Comments(2)
Commented by jerry at 2010-02-17 20:10 x
私は、残念ながら行けそうも無いので、楽しんできてください。

『Modern Times』の対比、全く気付きませんでした、さすがです!
このアルバムはどうもディランのお気に入りのようで9曲が昨年のツアー
で演奏されているようです。 

昨年のディランは100数回のライヴをやり、全99曲が演奏されたらしいのですが、
セットリストを見ると、最近のアルバムからかなりの数が選ばれているようです。

あの年齢になっても、現役バリバリ感を感じるディランはやっぱり凄いです。
東京公演も、きっと同じセットリストは無いでしょうね。 
どの曲が選ばれるのか、サプライズはあるのか、行ける方が羨ましいです。
Commented by sandfish2007 at 2010-02-18 08:09
◇jerryさん
jerryさんが行けないのは、とても残念です。感想など語り合えたらと思っていたので。

現在、セットリストを筆頭にあらゆる情報をシャットアウトしてるのですが、最近の諸作からの曲が多いというのは僕も耳にしてます。とはいえ、毎回曲目が大きく変わるディランのライヴ。できれば複数回足を運びたいところですよね。

『Modern Times』の対比は、気がついたとき「おー」っと思いました。かっこいいですよね。僕も発売当初より今の方がこのアルバムが好きだったりします。素晴らしいですね。

今からとても楽しみです。jerryさんも、もしチャンスがあったらぜひ。

MIYAI
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