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Sandfish Records Diary

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そのラーメンはにぼしの味がした

 2度寝してた日曜日の朝。大学時代の友人から「10時くらいに行く」とのメールが届く。こっちに来るついでもあるしと、パンクした僕の自転車の見に来てくれるというのだ。まったく友達とは実にありがたいものだ。トーストをかじり、日記をつけ終えたところで、その友人はやって来た。僕と違って今も自転車に激しく乗りつづけている彼は、的確なアドバイスと熟練した手際の良さで、さささっと僕の自転車を元通りにすると、「さ、ラーメンでも食いに行こうぜ」と言った。「おごるよ」と。まったく友達というのは実にありがたいものなのである。

 そんな友人も、最近はめまいと嘔吐で大変だったんだとか。「無理してたのかもな。歳だってとってるわけだからさ」と、友人は味噌ラーメンをすすりながら言った。僕はふむふむとうなずき、「俺らもそろそろ人間ドッグとか行った方がいいのかもな。俺なんて全然運動してないくせに、酒は飲むわけだしさ。新陳代謝がよかった頃と同じってわけにはいかないもんな」と、醤油ラーメンをすすりながら言った。友人は顔を上げると、「お前は大丈夫だよ。貧乏ってのは健康的だったりするからね。この日本じゃ餓死するようなこともそうないだろうし」と言った。えっと、まぁ、確かに。

 ラーメンのお礼に、食後のアイスは僕が出させてもらう。「好きなのを選んでくれ」と言ったら、友人は130円くらいのソフトクリームみたいなのを僕に手渡し、「ちょっと高いんだけど」と言った。「そんな全然いいよ」と僕は言った。僕も同じく130円くらいのチョコレート・サンデーみたいなやつを選んだ。それから僕の部屋に戻り、15インチのブラウン管テレビで、オリンピックのモーグル競技を観戦した。2人ともよくわかってないなりに言いたいことを言いながら。笑ったり、悔しがったり、そっと感動したりしながら。そして、順位が確定したところで、友人は「またな」と言って鎌倉の自宅まで帰って行った。「近いうちにゆっくり飲もう」と僕は言った。「おう」と友人は言った。

 めまいと嘔吐の理由がわからないと友人は言っていた。僕にもわからない。へんなもん食ったとか、そんな単純な理由ならいいんだけど、と思ったりした。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-02-15 09:29 | diary | Comments(0)
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