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Sandfish Records Diary

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Some Mother's Son

 朝に牛乳を1杯。「おっ、健康的」と思ったりする。昨夜聴いてそのままになっていたキンクスの名作『アーサー』をかけて、“Some Mother's Son”をレイ・デイヴィスと一緒に口ずさむ。どっかのママの子供が広場で横たわってる〜♪今日どっかの誰かがどっかのママの子供に殺されたぁ〜♪こんな歌をメランコリックに歌うレイ。それを牛乳を飲みながら、健康的な顔で一緒に口ずさんでみたりする。そんな朝だったりする。

 昨夜は、冷蔵庫の水菜をどうしたもんかと考えていた。やっぱり豚肉がいるなぁという結論に達し、藤沢まで買い出しに出かけた。ついで鶏肉も購入し、持参した保冷材と一緒に袋に入れて、そのまま音楽バー「サウサリート」へ。扉を開けると、テンダー・リーフというハワイのバンドのレコードが、くるくるとまわっていた。カウンターには見知らぬお客さんが1人いて、マスターのジョージさんと楽しそうに話していた。僕はビールを飲みながら、今月のライヴ・スケジュールが載ったフライヤーをぼんやりと眺めた。9店舗のライブ情報が集められていた。中には興味深いものもあったりした。ワインをいただき、あれこれとおしゃべりし、ゆっくりと時間をかけてそれを飲み干した。

 帰宅して電話をひとつした後、キンクスの『アーサー』を聴きながら、焼酎を飲み、ドリトスをかじった。久しぶりに聴く『アーサー』は、いつにも増して素晴らしく響いた。もっとも好きなキンクスのアルバムのひとつだ。レイ・デイヴィスが、イギリスで生まれ育った白人で、弱者の側に立つことのできる心をもった人間であることが、よく伝わってくる。どっかの誰だかわからないような音楽じゃない。個性的なんだ。

 どっかのママの子供が広場で横たわってる〜♪今日どっかの誰かがどっかのママの子供に殺されたぁ〜♪僕らもまた、どっかの誰かであり、どっかのママの子供だったりする。でも、僕らは僕らでしかない。まったく違う喜びと悲しみを抱えて生きている。ちょうどレイ・デイヴィスがそうであるように。ちなみに『アーサー』の原題は『Arthur or the Decline and Fall of the British Empire』。邦題は『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』。長いのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-07-02 10:09 | diary | Comments(0)
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