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Sandfish Records Diary

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Born to Run

 今朝は『Born to Run』を。昨夜パソコンを立ち上げたら、これまでスプリングスティーンを苦手だと言っていた友人が最近このアルバムの良さに気づいたと日記に書いていた。僕はいい気分になり、足取り軽く馴染みのバーへ向かった。すると、今度は別の友人が「最近、ラジオでこのアルバムの曲がまとめて流れてきて、感動しちゃったよ」と言ってきた。おぉ、『Born to Run』の話題がひと晩に2回も!…と、なかなか貴重な夜だったのだ。

 素晴らしき『Born to Run』。これまでの人生で、僕が最もよく聴いたレコードはこれで、最もよく聴いた曲は“Thunder Road”だろう。ニック・ホーンビィもそんなことを書いてたけど、けっこう負けてないと思う(多分)。

 以前、新譜の注文を取りにお店まわりをしてたとき、ちょうどブルース・スプリングスティーンの新譜とリリース時期が重なったことがあった。日本での人気がもうひとつぱっとしないスプリングスティーン。なんとか役に立ちたいと思い、僕はここぞとばかりに行く先々でその話をしてまわった。で、とある店でのこと。「それじゃ、スプリングスティーンをどうぞよろしく」と丁寧に頭を下げてから立ち去ろうとしたとき、「ところでMIYAIさん、今日はなにしに来たんですか?」と言われて、はたっと我に返った。「やりすぎちまった…。こんなファンがいるから、スプリングスティーンは必要以上に暑苦しく思われてしまうんだ」と、僕なり深く反省することとなった。

 本来ならば、きちんと自分の仕事をこなしてから、店内に貼られたスプリングスティーンの告知ポスターをひょこっと見上げ、さもたまたま見つけたような顔で「あぁ、出るんですよね。楽しみだな」とぽっつり言う程度がちょうどいいのだ。で、「好きなんですか?」と訊ねられたら、「ええまぁ。けっこういいですよね」と返す。それくらいが、ほんとはちょうどいい。

 でも、僕にはそれができない。それほどクールじゃない。以来、僕はできるだけおとなしくするようにしている。そうでもないと思われるかもしれないけど、これでも僕なりにおとなしくしているのだ。しゃべり過ぎてしまうのなら、いっそ黙ってしまえばいい。今朝だってほら、ひとりで、誰にも言わずに、黙って『Born to Run』を聴いているじゃないか。ま、こんな日記を書いてたりはするんだけど。うーん、難しいなぁ。
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 写真は僕の部屋の壁に飾られた『Born to Run』。「今どきこのポスターを飾ってる奴はそういないよ」と友人に言われたりする。でも、リック・スプリングフィールドのポスターを飾ってる人よりは多いと思う。絶対に。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-09-19 12:32 | diary | Comments(2)
Commented by SADA at 2010-09-19 23:53 x
「スプリングスティーンが苦手だ。」って言うのもよくわかる。
理由を説明するのは時間がかかるので、・・・略
でもスプリングスティーンはいい奴だと思う。
SADAの好きなディクシー・チックスが子ブッシュ政権を批判して、バッシングを受けたときに、真っ先に擁護したのが、スプリングスティーンだった。
涙が出るほど嬉しかったよ。
MIYAIさんの9/18の日記を見れば誰もが好きになるかも!
Commented by sandfish2007 at 2010-09-20 10:17
◇SADAさん
そんなこともありましたねー。確かにあのときの毅然とした態度はかっこよかった。スプリングスティーンに限らず、特定のアーティストを苦手に思う気持ちって、人それぞれあると思います。ただまぁ、スプリングスティーンの場合だと、日本での取り扱われ方がかなりズレてるもんで、ついつい過剰に肩入れしてしまうのです。やれやれ。まったく。

MIYAI
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