ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

Sign of the Times

 昨日、茅ヶ崎のレコード・ライブラリー&カフェ「ブランディン」へ、エドウィナ・ヘイズ『Pour Me a Drink』を納品がてら、お茶を飲みに出かけた。ドアを開けると、ご主人・奥様・娘さん・犬のジャックが顔を揃えていた。ご無沙汰の挨拶をし、カウンターに座って、チャイを注文。奥様のひろみさんが入れてくれるここのチャイはとても美味しい。ご主人の宮治さんは窓際の席に座って、シンガーソングライター系のレコードを整理していた。レコードの外袋を新品に交換しているんだそうで、軽妙な語り口からは遊び心とこだわりが伝わってくる。宮治さんの話を聞くのはいつも楽しい。

 チャイとコーヒーで2時間半ほど居座り、あれこれおしゃべり。お土産にプリンスの『Sign of the Times』とドナルド・フェイゲンの『Kamakiriad』のCDをいただく。どうもありがとうございます。

 自転車をこいで海辺のサイクリング・ロードを戻り、片瀬海岸のボードウォークに座って夕陽を眺めてから帰宅。缶ビールを飲みながら、読みかけの『1Q84_book3』を開く。読み始めてから大分時間が過ぎてしまったが、そろそろ終わりそう。この日も切りの良いところで本を閉じて、いただいた2枚のCDを聴いた。

 プリンスの『サイン・オブ・ザ・タイムス』はアナログ・レコードで持っているのだけど、大好きな作品だからCDで持っててもいいかなぁと思って、いただいてきた。これは本当に凄いアルバムだと思う。10代のときに、この時期のプリンスの一連の作品をリアル・タイムで聴けたことは、僕の耳に大きな影響を残すこととなった。おかげで今でも、聴いたことのない音、新しい時代を切り開く音に対して、オープンでいることができている。積極的に聴くことはしないにせよ、そうした音を面白がれるのは、このときに耳が訓練されたからという気がしないでもない。

 当時、プリンスの新作を聴くたび、キャッチーな楽曲の中にある理解不能な音像やリズムに、胸がざわついて落ち着かなかった。それはどこか僕を不安にさせる要素を含んでいた。きっとプリンスのレコードから、僕は「未知」の匂いを嗅ぎとっていたのだと思う。今では落ち着いて聴けるようになったけど、この下世話で宇宙的な広がりもった作品に、かつて以上に圧倒されたりもする。時代が進んで、その都度いろんな音楽を耳にしてきて、やっとある程度は理解できるようになったのかもしれない。

 さて、今日はこれから都内のお店まわり。エドウィナの売れ行きや展開状況をチェックしにいく。この連休でいくらかでも売れてたら嬉しいんだけど、どうだろね。写真は友人が送ってくれたタワーレコード渋谷3Fのエドウィナさん。素敵なり。

 MIYAI
f0182140_959520.jpg

[PR]
by sandfish2007 | 2010-09-20 10:00 | diary | Comments(0)
<< 看板は何処? Born to Run >>