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Sandfish Records Diary

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優しい雨のように

 雨の朝。目が覚めて時計を見たら5時48分だった。僕は少しだけ思いを巡らし、ゆっくりとベッドから這い出した。カーテンを開けても、部屋は暗いままだった。灯りをつけて、コーヒーを入れた。そして、ザ・バンドのレコードに針をおとした。なんか朝じゃないみたいだなと思った。でも、リチャード・マニュエルは“ブルーにかすんだ朝に〜”といって歌いはじめた。歌のタイトルは「優しい雨のように」。この世界にはいろんな人がいて、いろんな愛の形があるように、いろんな朝もまた存在するのだと思った。

 タワレコ新宿9Fのエドウィナ・ヘイズのディスプレイ。たくさんの写真を送っていただき、ありがとうございました。心から感謝してます。近日中に本人に送り(既に1回送っている)、HPにもアップしたいと思っています。昨日の時点でもまだディスプレイはされているようなので、もし新宿にお立ち寄りの際は、ぜひエドウィナに会いに行ってやってください。

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 1年くらい前にコンタクトをとっていたミュージシャンからメールが届いた。ある日から突然音信不通になり、HPも閉鎖されて、どうしたんだろうと思ってたんだけど、なにやらメンバーが病気を患っていたのだとか。でも、もう元気になったからニュー・アルバムの制作を再開したし、来年には日本へツアーにも行けそうだよといった内容だった。新作をうちでリリースできるかどうかはまだわからないけど、まずはよかったなぁと思った。嬉しいメールだった。
 
 「優しい雨のように」の原題は“Right As Rain”といい、ザ・バンドの『Island』というアルバムに収められている。この作品をリリースした後にザ・バンドは一度解散している。実際、その1年前にフィナーレとも言うべき「ラスト・ワルツ」という盛大なライヴを行っていることもあって、この作品は彼らのキャリアの中でどこか「おまけ」のような見られ方をしている感がある。でも、なにかが終わるときって案外そんなもんだよね、と僕は思う。すぱっと線を引くような終わり方はむしろ不自然で、どうにもならないまま力尽きていく方が自然だよなと。だって、僕らはそれほどビジネス・ライクに生きてはいないのだから。

 まだ空は薄暗く、雨は地面を濡らしつづけている。これが優しい雨であってほしいと願う。あなたにとっても。僕にとっても。…なんか、朝から書くような文章じゃない気もするけど、別にいいのだ。だって、世界には確実にいろんな朝が存在するのだから。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-10-10 07:27 | diary | Comments(0)
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