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Sandfish Records Diary

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ホール&オーツ

 朝起きて、「さ、なに聴こうかな」とレコード棚を眺めて、なにも考えずに引っぱり出したのが、ホール&オーツの『H2O』だった。「おー、懐かしいね」とつぶやいてみたりする。僕が熱心にヒット・チャートを聴いていた頃の大ヒット・アルバムだ。…なんて、いきなりおっさんくさい書き出しだが。ま、いいや。

 友達の家で“Family Man”のビデオを観たことを覚えている。「ホール&オーツとストレイ・キャッツの曲はどれも同じようなもんなんだ」とその友人は言った。えっと、実際はそんなことないんだけど、とりわけホール&オーツの曲はどれも似ているというのが、当時の僕らの共通見解だった。そのためか、僕らの周囲にホール&オーツの大ファンはひとりもいなかった。けれど、僕らが一様にホール&オーツに対して好感を抱いていたのは、発表される曲がどれも水準以上だったからだ。

 で、今でも好きなグループだったりする。それは彼らの音楽がそれだけの深みをもっているからだと思う。例えば、このアルバムにも“One on One”のような凄い曲が入っている。彼らは、その気になればいつだって、ロマンティックなソウル・チューンを用意することができるのだ。

 僕が彼らのアルバムで一番好きなのは、『Abandoned Luncheonette』をはじめとすると初期のアトランティック時代だ。甘酸っぱいソウル・フレーバーに溢れた楽曲は、どれも本当に素晴らしいと思う。でも、あのままだと彼らは売れなかった。だから、工夫をした。ソウル愛好家という「村」から勇気ある一歩を踏み出した。そして、押しも押されぬ人気デュオになった。“One on One”や“I Can't Go for That”といった名曲は、そうしたキャリアの中から生まれたのだと、僕は思っている。そこから学ぶことはとても多い。

 このアルバムでは“Guessing Game”も好きな曲だ。いかにもエイティーズなサウンドなのに、なんでかなぁ、好きだったりする。きっと、メロディがいいんだと思う。ま、たいした曲じゃないんだけど。そういう理解不能な偏愛もまたたのし。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-10-20 08:54 | diary | Comments(0)
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