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Sandfish Records Diary

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あれから30年

 僕がジョン・レノンのことを知ったのは、彼が撃たれた夜。ジョンが40歳のときで、僕は10歳だった。あれから月日が流れ、今では僕も40歳になった。自分が、あのときのジョンと同い年になったなんて、なんだか信じられない気分がする。ジョンのいない30年と、ジョンの歌を聴き続けた30年が、ぴったりと重なっている。

 ビートルズを聴いたことで、僕の人生は大きな舵を切った。そのきっかけがジョンの死だったということに、僕はいつも心を炒めて…じゃない、痛めてきた(じゃっじゃっ)。でも、その事実がより一層、僕とジョン・レノンとの距離を縮ることにもなった。うまく言えないけど、そうした「業」のようなものって(すごく個人的で一方的だけど)、誰の人生にも、多かれ少なかれあるんじゃないかなと思う。

 昨夜テレビをつけたら、ジョンのことがやっていた。ヨーコと結婚したことで、日本はジョンにとって身近な国になった。何度もお忍びで来日しているし、軽井沢には数ヶ月滞在することも珍しくなかった。その頃の写真がたくさん残されている。穏やかな表情には、どこか初老の雰囲気さえ感じられる。思えば、あれがジョンの晩年だったことになる。昨夜の放送でも、この頃のジョンの写真がたくさん使われていた。静かに胸を締めつけられた。

 ジョン・レノンは、美しい生き方をした人だった。やってきたことが立派だったとかそういうことではなく、自分に正直だったという意味で。例えそのせいでたくさんの人達を傷つけてきたとしても、ジョンの人生は美しかった。僕はあんな風にはできない。これからもたくさんのことを誤摩化し、そのことに苦しみながら、なるべく嘘をつかないようにして、やっていくんだと思う。

 ジョンがいなくなって今年で30年。僕がジョンの歌を聴いてから30年。思えば、随分と長い時間がたったものだ。でも、僕の人生はこれからもつづいていく。今はそのことに感謝したい。そしてジョンにも。いつも前へ進むための勇気をありがとう。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2010-12-08 08:20 | diary | Comments(0)
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