ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

Life's a Gas

 昨日、エリザベス・テイラーが亡くなった。享年79歳。テレビで「陽の当たる場所」を観たのは、確か高校生になるかならないかの頃だった。あのときのリズはこの世のものとは思えないくらいきれいで、僕は強い衝撃を受けた。20代半ばで出演した「ジャイアンツ」での大人なリズも素敵だった。他にも彼女の主演作はいくつも観たけど、僕がよく覚えているのはこの2本だ。何回も繰り返し観たから、セリフのいくつかは今でもそらで言えたりする。30歳を過ぎたくらいから、すごいおばさんになってっちゃったけど(まぁ、それが悪いわけじゃないんだけど)、若い頃のリズの美しさは永遠だ。どうか安らかに。

 アルバイトからの帰り道、ランニングをしている友人とすれ違った。その数時間後、その友人がビールとカツオとキュウリを持って、僕の部屋に遊びに来た。僕らはいつものように音楽をかけながらビールを飲んだ。ポール・サイモン、ダン・ペンとスプーナー・オールダムのソングブック、ブルース・スプリングスティーン、クロマニヨンズ、スティーブ・ミラー・バンド、そしてT.レックス。好きなロックを聴きながら、震災後に心にたまった毒やガスを吐き出した。ギターを弾いて、悪ノリ気味な歌を作って、げらげらと笑った。たまには不謹慎もいいもんだと思った。友人が帰る頃、外では雨が降り出していた。「泊まってくかい?」と訊くと、友人は「大丈夫です。明日早いから」と言って、雨の中を傘もささずに消えて行った。

 友人が帰ってから、僕はT.レックスを少し大きな音でかけて、エレキギターをちろちろと弾いた。T.レックスの音はチープだけど古くない。それは、この隙間だらけの音像に、マーク・ボランがフレッシュな魂を吹き込んだからだ。ここでは今でも風が吹いている。毒やガスが発生し、風に運ばれて外に出ていく。常に何かが動いている。だから、古くならないのだと思う。

 今日はこれから都内へ。エドウィナ・ヘイズの『コーヒー・タイム』がちゃんと売れてるかどうか、この目で確かめてくる。うー、どきどきするね。

 MIYAI
[PR]
by sandfish2007 | 2011-03-24 10:59 | diary | Comments(0)
<< 『コーヒー・タイム』は順調なり 僕のコダクローム >>