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Sandfish Records Diary

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Spring has come

 鼻にティッシュを詰めてはいるけれど、気持ちのいい朝。「さて、なにを聴こうかなぁ」と、棚に並べたレコードをぱたぱたぱた…。で、選んだのが、バーニー・レドン=マイケル・ジョージアディス・バンドの『Natural Progressions』。明るい季節を迎えると、僕は反射的にウエスト・コーストのロックが聴きたくなるんだけど、とりわけこのアルバムが持つ控えめな明るさは、今日みたいな朝にはたいそうよろしいなぁと思う。アコースティック・ギターの屈託ない響きや厚めなコーラス・ワーク等、実に70年代のウエスト・コースト・ロックらしい。肩肘はらずに聴けるのがいいね。

 バーニー・レドンさんというと、イーグルスのオリジナル・メンバーだが、かの空前の大ヒット『ホテル・カリフォルニア』の前に脱退している。そんなところも、控えめなバーニーさんらしくていいなと僕は勝手に思っている。そのせいで、彼がイーグルスの再結成ツアーに誘われることがなくても、別にいいじゃないか。そういう人生も、また美しい。僕もかくありたい。

 そういえば、ちょうど1年前の今頃、キャロル・キングとジェイムス・テイラーがセクションの面々と一緒に日本にやって来た。僕は武道館で彼らのライヴを観た。その日は朝からずっと雨が降っていたんだけど、ジェイムス・テイラーが“Blossom”のイントロを紡いだ瞬間、僕の心はきれいに晴れ渡った。とても素敵な時間だった。つい終電を逃し、漫画喫茶で夜を明かしてしまったくらいに。

 エリカ・ギンペル『翼を広げて』をリリースしたのも同じ頃だ。なんだかもう懐かしい気さえするけれど、1年前のあの春からまたいろんなことが動き出したんだなぁと思ったりもする。こうしてまた春を迎えることができて嬉しい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-04-20 08:48 | diary | Comments(0)
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