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Sandfish Records Diary

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Harpo's Blues

 昨夜、友人からのメールでフィービー・スノウが亡くなったことを知った。好きなミュージシャンの訃報が珍しいことではなくなって久しいが、やっぱり淋しい気持ちになる。フィービー・スノウはディープな歌声と、ジャズとブルースをほどよくブレンドした洗練された音楽性を持っていた。悲しい歌を歌ってもどこか朗らかで、母性を強く感じさせた。

 昨日は他にもいくつか訃報が届いた。数日前もいくつか聞いた。そして、被災地では今も行方知れずの人達がたくさんいる。でも、僕は今こうして生きている。元気に生きている。この差は一体なんだろう?なにが生と死を分けるのだろう?わからない。昔、お袋に「時間は大切な宝物」と言われた。僕にわかるのは、僕の手にはまだ時間があるということだ。

 フィービー・スノウに“Harpo's Blues”という歌がある。テディ・ウィルソンが素敵なピアノ・ソロを聞かせてくれる曲だ。ヴォーカルに絡むテナー・サックスはズート・シムズだ。しかし、なにより生きる喜びを滲ませたフィービーの歌声が素晴らしい。これは確か亡くなった友人に捧げられた歌だ。彼の分も精一杯生きるという歌だと、僕は勝手に思っている。

 だって、僕らにはまだ時間があるのだから。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-04-27 08:14 | diary | Comments(0)
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