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Sandfish Records Diary

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ホタル・カリフォルニア

 先週末、友人宅でサザン・オール・スターズのライブ映像を観た。1995年に横浜の海沿いの公園で8万人を集めて行われたもので、友人夫妻も僕もこのライヴを観ている。そんな想い出気分も交えつつ、お酒を呑みながらわいわい観てたんだけど、まぁとにかく明るいのだ。1995年といえば、阪神淡路大震災があり、地下鉄サリン事件があった年だ。それなのに、サザンも僕らもこんなに明るかった。当時、僕はもう音楽業界と呼ばれるところで働いていたのだが、自粛ムードを感じた覚えはない(あったのかもしれないけど、覚えてない)。CDはほんとによく売れていたし、こういう大きなライブも普通に行われていた。

 振り返ってみると、サリン事件でこの国は大きく変わった。人を信じることが難しくなった。予期せぬ事態は常に起こりうるのだという恐怖を刷り込まれたからだ。そして今、サザンのあのときの演奏を観ながら、僕がとりわけ感じたのは、今回の震災で僕らがこうした明るさを失ってしまったということだった。こんな日記でさえも、変わってしまった。震災前、僕はこういう日記をあまり書かなかった。でも、今は何を語ろうとしても、自然としんどい方へ流れてしまう。それはきっと、僕自身がなにかを吐き出す必要があるからなのだろう。

 サザンのライヴ映像はとても楽しかった。大事ななにか思い出したときのように、胸の奥がほっとした(酔っぱらって後半は覚えてないけど)。楽しむことで命は輝く。この明るさを忘れたくないなと思った。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2011-05-25 09:34 | diary | Comments(0)
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