一昨日の夜、数年前まで一緒に働いていた友人の再就職が決まった。彼には奥さんと子供がいるので、決まるまでは心中しんどかったことだろう。知らせを聞いたときは、自分のことのように嬉しかった。
その友人はこれまで「CDショップ→インディーズ・レーベル→CDショップ」と、一貫して音楽に携わる仕事をしてきたが、今回は別業種に挑戦することになった。人間力のある人なので、問題なくやっていけるだろう。僕はなにも心配していない。ただ、あれだけ音楽を愛していても、この業界で居場所を見つけることが難しくなってきているのだなぁとは感じた。CDショップが苦戦を強いられているのは、既に周知のこと。洋楽雑誌なども厳しい状況がつづいている。かつてつきあいのあった人達も、随分とこの業界を去っていった。理由は「このままつづけていたら生活できないから」というものが多かった。それでもがんばってつづけていたらリストラにあった、なんていう人も少なくない。
僕はひとりでやってるからリストラはないけど、つづけていくためにアルバイトをしている。別に愚痴を言ってるわけじゃない。今がそういう状況ということで、納得しているから問題はない。ただ、音楽の愛する人達までが、この業界を去らざるを得ないということがなんだか淋しく、残念に思うのだ。
今日は午後から健康診断。アルバイトをしているから受診できる。ありがたいこともあるわけだ。いい結果が出ますように。
MIYAI