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Sandfish Records Diary

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音楽の仕事

 音さがしの日々がつづいている。未曾有の大震災で心が混乱し、気持ちを修正するのに随分時間がかかったけど、ようやく集中できるようになった気がする。昨日は久しぶりに手応えのある1日だった。いい音にいくつも出逢えた。その都度胸がどきどきし、希望と不安が入り交じり、体の芯が静かに興奮してくるのがわかった。

 どうしてレーベルをはじめたのか?という質問をたまにされる。それにはいろんな答えができる。もし楽器や歌が上手だったらミュージシャンになろうとしただろうが、不運にもそうじゃなかった。音楽の会社に勤めてみたが、好きでもないタイプの音楽と関わらねばならないのは辛い。それじゃ、自分にはなにができるのかと考えたとき、音楽レーベルしか思いつかなかった。…なんて書くと消去法でレーベルを始めたみたいだけど、そういうんじゃなくて、つまり僕にとって音楽レーベルというのはひとつの手段なのだ。僕はただ好きな音楽のことを毎日考えながら暮らしたいのだ。音楽と深く関わっていき、できればなにかの役に立ちたい。そのためには音楽を仕事にするのが一番自然だし、シンプルな選択ということになる。好きなことを仕事にしない方がいいという人もいるが、僕はそうは思わない。もしみんなが自分の一番得意なことを仕事にしたら、世界はもっと楽しい場所になると、ずっと思ってる。とはいえ、なかなかそうもいかないのもよくわかる。でも、やっぱり僕はそうだといいなと思うから、せめて自分はできるところまで、好きな音楽と関わっていきたいと思うのだ。

 さて、つい告知し忘れがちだけど、今夜は月イチの「サンドフィッシュ・カフェ」放送日。レディオ湘南「スワンプスはっとの湘南ミュージック・タウン」(20:30〜22:00)の中の15分くらいのコーナー(21:00くらいから。インターネットでも聴けます。こちら→link)。今回のテーマは「太陽と月」。オンエア曲はイーサ・デイヴィスの“40 Moons”。僕らのトークに内容があるのかといえば、まったく自信がありません。けれど、はっととチュウソンは「これでいいんじゃない」と申しております。だから、きっとこれでいいんだと思います。ぜひ聴いてください。

 宮井 章裕

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鎌倉小川軒のプレミアムなロール・ケーキ「御養巻」。僕が言うのもなんですが、抜群に美味いです。騙されたと思って食ってみてください。
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by sandfish2007 | 2011-06-27 11:19 | diary | Comments(7)
Commented by jerry at 2011-06-27 13:31 x
MIYAIさん、こんにちは。

昨日、『Living In The Material World』 のUS盤を手に入れました。
このアルバムは、高校生の頃、まだCD化されておらず、日本盤のアナログで買ったのですが、
私が買ったこのレコード、A面の1曲目で2箇所も音が飛ぶんです(泣)。
だからB面ばっかり聴いて、B面が大好きでした。今でも好きです。

だったら2曲目から聴こうと思い、気持ちよく聴いていると、4曲目でまた飛ぶんです。
以来、20年くらいA面は聴かなかったのですが、どうしても飛ばない音源が欲しくて、昨日デイヴ・ギルモアのソロアルバムと数分迷ってジョージにしました。
別に両方とも高くは無いのですが帰りの電車賃をキープすると両方買えませんでした。
聴いた事のないデイヴのアルバムも欲しかったのですが、「すまん、デイヴ」と心の中でつぶやき、ジョージのアルバムを拾ってきました。

今、綺麗に磨いてA面を聴いています。もちろん音とびはしません。
音が飛ばないとA面も素晴らしいですね!世界遺産ですよ、これは。

MIYAIさん、レーベルの仕事を応援しています。
独立するって凄いと思っています。楽しみながら続けてください。
Commented by sandfish2007 at 2011-06-27 14:37
◇jerryさん
おー、それはいい買い物をしましたね。『Living in the Material World』は最高です。まったくもって愛してます。ギルモアさんも魅力的ですが、相手がジョージじゃ敵わないというもの。きっと諦めてくれてます。

1曲目と4曲目で針飛びは確かに痛い。だって、“Give Me Love”と“Don't Let Me Wait Too Long”ですからね。このアルバムのハイライトと言ってもいい2曲だと思います。しかし、その問題もこれにて無事解消。心からお喜び申し上げます。いやぁ、よかったよかった。

応援ありがとうございます。これからもjerryさんにも喜んでもらえるようないい音楽を、じっくりとリリースしていきたいと思ってます。ひきつづきよろしくお願いします。

宮井 章裕
Commented by Joe Cool at 2011-06-27 16:25 x
お悩みになっていたギルモア師のアルバムはどれでしょう?

2ndソロの『ABOUT FACE』('84年)は名盤ですよ。
ピート・タウンシェンドも2曲詩を手がけています。
Commented by jerry at 2011-06-27 20:49 x
Joe Cool さん、まさに2ndソロの『ABOUT FACE』 でした!
ピートが参加した2曲・・・このような情報は助かります!
名盤とおっしゃられると、逃した魚はでかいと感じております。

しかも、UK盤!でした。値段は800円の3割引でした。
ファーストを日本盤で持っており気に入って、セカンドもジャケットだけは存じていたのです。
とにかくUK盤!ということで、ジョージのUS盤と5分悩みました(笑)。
あと手持ち300円でもあれば迷わず買えたのですが・・・。

名盤!と言われたら、今度見かけたら迷わずゲットします。
ロジャー・ウォータースの居ないフロイドも大好きなんですよ。
Commented by jerry at 2011-06-27 21:38 x
MIYAIさん、こちらで音楽について交流が出来ています!
MIYAIさんが日々更新されているブログで役に立つ情報を頂いていますよ。
過去の掲示板でも、全く会った事も無い方から情報を頂いたり、音源を貰ったりしました。
本当にありがたいことだと思っています。

私は、MIYAIさんがコステロの新譜を褒めていて評価していらしたので、
見送るはずでいたコステロのアルバム(『National Ransom』)を最近になってアナログで注文しました。
発送は8月のジョン・ハイアットの新譜(これもアナログで)と共に届く予定です。
コステロの来日公演も行かれたようで本当に羨ましいです。
MIYAIさんの文章でライヴがどんな感じだったのか伝わりました。
こういった情報は本当に貴重なんです。自分も体験した気持ちになりワクワクします。

それとジョージのUS盤ですが、500円でした。
大切にしてきた日本盤のジャケットは玄関に飾りました。(なんか良い事ありそうです)
これからはあの「手のヒラ」を毎日眺めることになると思います。
レコードは取り出して自分の部屋にB面のリムジン・レーベルが見えるように飾りました!
Commented by Joe Cool at 2011-06-27 22:55 x
ABOUT FACEはピンクフロイド休止直後だったので気合が入っていたのだと思います。
同時期に出たロジャーのソロよりもまとまりが良いと思います。
かなりポップな、でもロックな1枚です。
Commented by sandfish2007 at 2011-06-28 08:48
◇Joe Coolさん
ご指南ありがとうございます。ピートが参加してるんですね。それは興味深い。いつか聴いてみたいものであります。

◇jerryさん
ここを訪れてくれた人達が交流をもってくれるのは、とても嬉しいことです。コステロの新作、とてもいいですよ。ここ10年くらいの集大成ではないかと思います。ジョン・ハイアットは新譜をリリースするんですね。前作からあまり時間がたってないような気がします。充実しているのでしょうか。楽しみですね。

素敵な玄関になったようで。僕もこのアルバムは2枚持ってるから、飾ろうかな。

宮井 章裕
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