雨が降ったりやんだり。今は降ってないけど、道路は濡れている。部屋も薄暗く、なんとなく気怠い朝。テレビのニュースは相変わらず殺人のことばかり。朝から気分が塞ぐような話は聞きたくないので、ゲッツ/ジルベルトをターンテーブルにのっけた。こっちの方がずっといい。
引越話が着々と進行中。まだわかんないけど、ひとまず進行中ではある。このままうまく進んでいってくれれば、年内には今より少し広い部屋に住むことができそうだ。さて、どうなることやら。
『ゲッツ/ジルベルト』は、どういうわけか、いろんなジャケ違いがある。僕はジャズを聴き始めたばかりの頃に、都内の中古レコード屋さんで購入した。棚には3つくらいジャケが違う盤があって、どれを買うか迷ったのを覚えている。結局、デラックスと書かれたものを購入した。赤いジャケのやつだ。馴染みのアナログ・バー「サウサリート」では、開店するとまず『ゲッツ/ジルベルト』がターンテーブルにのせられる(今ではもう違うかもしれないが、僕が知ってる限りではそうだった)。僕が持ってる盤とは別ジャケのものだが、内容は一緒だ。そういえば、大学時代の友達にこのアルバムが嫌いだという奴がいた。スタン・ゲッツのサックスが気持ち悪い。あれはエロ・サックスだとのこと。ふぅむ、まぁ、わからんでもないかな。僕は好きだけど。気怠い朝にエロ・サックス。悪くない。
MIYAI