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Sandfish Records Diary

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Cane's Train

 雨が上がり、僕の部屋にも陽が差してきた。なんでも、今日はこれからやけにあったかくなるらしい。となると、花粉もぶんぶん飛ぶだろうから、僕は読みかけの本のつづきを読んだり、ちょっこりと仕事をしたり、ごろごろしたり、くねくねしたりして、のんびり過ごそうと思ってる。

 日曜日は、「Potluck Special Night@バー・ケインズ」に参加した。みんながそれぞれ演奏したり、文章を読んだり、レコードをまわしたりするという、いつもの「1品持ち寄りナイト」なんだけど、この日は友人ふたりがめでたく結婚したので、そのお祝いが本当の目的だった。ふたりの人柄の良さもあって、たくさんの人達が駆けつけ、なごやかな雰囲気の中、進行を担当した僕らだけばたばたしつつ、時間は楽しく過ぎていった。僕はいつものように文章を書いていって、読んだ(昨日の日記参照)。他にも、みんなで即席バンドを組み、“Everybody Needs Somebody to Love”と“My Sweet Lord”を愚かな替え歌にして歌ったり(“My Sweet Lord”の歌詞は僕が担当。あまりに内輪ウケなので割愛)、この夜の主役である新郎のオリジナル・ナンバー“Cane's Train”で、ケインズのマスターと共作した詩を、演奏に合わせてリーディングした。僕が書いたパートはこんな感じ。

 凍てつくような寒い夜
 もう家には戻らないと誓った
 自分にはもっとふさわしい場所があるはずだ
 汽車は走りつづける

 車両の連結部に身をかがめて休む
 窓の外は闇 星がひとつ流れては消えるのを見た
 届かないのを承知で手を伸ばす
 汽車は走りつづける

 冬の寒さが希望を奪う
 孤独が可能性をむしばむ
 もう1歩も前に進めないような気分の夜
 汽車は走りつづける

 美しい霧の朝 
 ホームには見知らぬ人ばかり
 ふいに懐かしい人達の顔が浮かんだ
 発車のベルが鳴る 別れを惜しむ声が聞こえる
 汽車がまた走り出す

 麗しのシャンソン歌手、インチキ神父、希代のDJ&ソウル・シンガー、酒に酔った詩人、若きシンガー・ソングライター、えとせとらえとせとら。たくさんの人達が、ふたりの門出を祝った夜。愚かな替え歌さえ、誰もが笑顔で歌ってくれた。お祝いというのは、自然と人を一致団結させるんだなぁと実感。いや、ひょっとしたら、祝福されたふたりよりも、僕らの方が楽しかったのかもしれない。もしそうだとしたら、ちょっと申し訳ないな。喜んでもらえてたらいいのだけど。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-03-06 11:56 | diary | Comments(0)
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