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Sandfish Records Diary

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レッキング・ボール

 忙しい合間に読み進めていた、宮部みゆきの『誰か』を読み終えた。文章はさすがに上手で、ある意味ささやかなこの題材で最後まで読ませてしまうのはさすがなのだが、いかんせんラストが僕の好みに合わず、「むーん」ともやもや感が残った。むーん。

 タワレコをのぞくと、ブルース・スプリングスティーンの新作『Wrecking Ball』が、いわゆる「大人のロック」コーナーに並んでいた。その横にはポール、リンゴ、ピンク・フロイド、ロバータ・フラック、チーフタンズ、クランベリーズ、ヴァン・ヘイレン、そしてアデル。なるほど。スプリングスティーンを何度か手に取っては戻す。日本盤の発売まではあと2週間ほど待たねばならない。でも、僕は対訳がほしいので、いくらかの逡巡の果て、待つことにした。あー、はやく聴きたいぜ。

 タイトルの“Wrecking Ball”は、地元のジャイアンツ・スタジアムが取り壊されるにあたり書き下ろされ、そこでのラスト・ライヴで初めて披露された。Wrecking Ballとは巨大な鉄球のこと。スタジアムは取り壊されるが、つらい時期はやって来ては去っていくもの。ならば、誰かに壊される前に僕らの手でやろう。もし君にその勇気があるなら、位置についてくれ。君のレッキング・ボールで最高の一打を打ってくれ。そんな歌だ。感傷を前向きなメッセージへと転化させる、スプリングスティーンのソングライターとしての手腕が光る。


 あー、はやくアルバムを全部聴きたいぜ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-03-09 07:23 | diary | Comments(0)
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