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Sandfish Records Diary

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逡巡の末

 ずっとオファーを出すか悩んでいた作品を、最後の最後でオファーしないことに決めた。音楽的なクォリティとは別の複雑な事情があって、僕がそのことをうまく受け止めることができなかったというのが、本当の理由だと言わざるを得ない。僕自身、その作品を個人で楽しむのはまったく問題がない。だから、CDを買ってくれる人達にとっても、おそらくなにも問題はないのだろう。しかし、仕事として関わっていくとなったとき、僕は躊躇した。万が一、この判断に差別的な要素があるとしたら、僕は自分の未熟さをただただ恥じるばかりだ。

 僕はそのアーティストの勇気ある生き方や覚悟に、ある種の尊敬の念を抱いている。しかし、おそらく理解がまだ足りないのだろう。感情をうまく馴染ませることができなかった。誰にオファーを出すかは僕の自由だし、こんな風に思うこと自体、考え過ぎなのかもしれない。あるいは、もっと気軽にオファーを出せばいいのかもしれない。でも、いろいろ考えてしまうのも、それはそれで仕方のないことなのだ。

 というわけで、音さがしも一から出直し。今回の経験を糧にして、もっといい作品と巡り会えますように。夏には素晴らしい音楽を届けることができますように。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-05-26 07:11 | diary | Comments(0)
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