いつの間にやら夏まっ盛り。今日も殺人的な太陽光線に、ずぎゅんずぎゅんと打ち抜かれてたりする。好きなだけ打ち抜いてくれぃ。今日もインターネット・ラジオのグレイトフル・デッド専門チャンネルをかけている。曲は“Turn on Your Lovelight”。『Live Dead』のヴァージョンかな?シャイン・オン・ミー♪
昨日は、ちょっとした偶然から、懐かしい友人と連絡をとりあうことができた。今から10年くらい前、僕はその友人の事務所でアルバイトをしていた。完全歩合制のバイトで、契約を取ってこないとお金をもらえないというシステムは、単純でわかりやすく、僕に向いていたと思う。おかげで自信がついたし、そのときに身につけたスキルは、今でも僕が仕事をする上での基礎となっている。なにより、どっかに勤めなくても、その気になれば個人の力で生きていく術はあるのだということがわかったのは、とても大きかった。
友人がその事務所を閉めてから8年がたつ。その間、僕らが連絡を取り合うことはなかった。きっと事務所の経営悪化が、僕らの間にある種の緊張を生んだからだと思う。
今、友人は故郷の岡山県に戻っていた。酒もタバコもやめ、自転車レースだけに生きているという。かつての彼を知る者としては、どれも驚くことばかりだ。絶対に帰らないと言ってた人が、なんでまた地元に帰ったのか?あんなに酒好きだった人が、どうやってお酒をやめたのか?あんなにヘヴィー・スモーカーだった人が、どうやってタバコをやめたのか?そして、なんでまた自転車レースを始めたのか?しかも、4時間耐久レースを平均時速38キロで走って優勝したというのだ。元々、テニスの特待生だったほど身体能力が高い人なので、本気になれば上達するのはよくわかるのだけど、それにしても…。あんなお腹してたのに…。フェイスブックのページを見ると、他にもいくつか大きな変化があったようだ。それでも、友人が友人なりに生きているのが伝わってきて、胸にじんわりと広がるものがあった。連絡がとれて、ほんとによかった。嬉しかった。
生きていればいろんなことがある。僕らもそんなことが言える歳になった。それでも、僕らは生きていくしかないのだと思う。今いるそれぞれの場所で、精一杯生きていくしかないのだ。シャイン・オン。
MIYAI