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Sandfish Records Diary

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9.11から11年

 早速、顔の皮がぼろぼろと剥けてたりする。けっこうきったない感じだが、とりあえず不必要に真っ黒ではなくなったような…。

 9.11から今日で11年になる。ブルース・スプリングスティーンの『The Rising』をかけて、あのときの衝撃とその後に起きたことを思い出す。あの日の夕方、僕はボブ・ディランの新作『Love and Theft』を買いに出かけ、そのあまりの素晴らしさに深い感動を覚えた。早速、複数の友人にメールを送ったところ、誰からも返事がない。どうしたんだろうと思いつつ、僕はディランの新作を繰り返し聴いていた。そろそろ日付が変わろうとしていた時、実家に電話したら「何も知らないの?今すぐテレビをつけなさい!」とお袋に言われた。ブラウン管の向こうから目に飛び込んできたのは、旅客機がツインタワーに突っ込む瞬間だった。

 あれからいろんなことが変わってしまった。世界の一角が大きく崩れた。僕らはバランスを失い、現実の厳しさと直面することになった。僕はブルース・スプリングスティーンの『The Rising』を繰り返し聴いた。あのアルバムは、暗闇を照らす一筋の光だった。少なくとも、僕にはそんな風に思えた。

 昨日は、夜中まで集中して仕事をした。その後、ブルース・スプリングスティーンの歌を聴いた。どんなに好きな仕事でも、そればかりに関わっていると、何かを失ってしまう。うまく言えないのだが、本当に大切なものはもっと別の場所にあるような気がする。例えば、ロマンティックな感情に触れたくて、静かな夜にスプリングスティーンの歌を聴くように。つまり、そういうときにしか得られないものが、僕にはなにより大切なのだと思う。

 窓の外はきれいな青空だ。11年前のニューヨークも、今日と同じくらいきれいな青空だった。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-09-11 08:00 | diary | Comments(0)
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