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Sandfish Records Diary

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クリスマス・ソングを聴きながら

 クリスマスも近いということで、バッタモンのクリスマスCDを引っ張り出して聴く。ビング・クロスビー、ナット・キング・コール、フランク・シナトラ…。窓の外はまだ暗くて、なんだか夜みたいな朝。

 クリスマスというと、僕は家族で過ごすイメージが強い。やっぱり子供の頃の楽しい想い出があるからだろう。枕元に靴下をぶら下げて寝て、朝起きると中にお菓子やおもちゃがいっぱい入っていた。居間にはツリーが飾られ、フロイド・クレイマーのクリスマス・レコードが流れていた。お袋がケーキを焼いてくれた。そんな想い出だ。学校でのクリスマス会も好きだった。プレゼント交換をして、それぞれが出し物を披露する。いつもとは違う特別な感じがしたものだった。

 そのうちサンタがいないことを知り、プレゼントもどうせもらうなら欲しいものを直接交渉した方が効率的だということに気づいた。「あの、すみません。実はこの釣竿がほしいんだけど。いや、ちょっと高いのはわかってるから、1月の誕生日プレゼントと合わせてということで、ひとつどうでしょう?」と親父に掛け合うようになった。欲しいものが手に入るようになったのは嬉しかったが、大分物質的になったのは否めない。

 それでも20代くらいまでは、なんとなくわくわくしてた気がするクリスマス。ところが、今はどうだろう。浮かれるにはなんだか気恥ずかしい。プレゼントを期待できるわけでもなく、むしろ「クリスマスかぁ。なんか金かかりそうだなぁ」という気分が先立ってしまう。「出かけてもどこも混んでそうだし、家でのんびりしてた方がいいのかな」と思うようになった。どうやらクリスマスは僕の中で随分とリアリティが薄れてしまったようだ。近くに子供達の喜ぶ顔とかあれば事情も違うのだろうか。

 それでも、クリスマスのために書かれた歌は今も大好きだ。「ザ・クリスマス・ソング」、「ザ・ファースト・ノエル」、「ハヴ・ユアセルフ・ア・メリー・リトル・クリスマス」、えとせとらえとせとら。そして、子供の頃に家で聴いたフロイド・クレイマーのクリスマス・レコード。毎年この季節になると、ひっぱり出しては聴いている。そして、なにかを思い出す。わくわくした感じとか、浮かれた気分とか、厳かな空気とか、優しい雰囲気とかを。それはそれで悪くない。ささやかだけど、クリスマスはやっぱりクリスマスなのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2012-12-22 07:12 | diary | Comments(0)
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