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Sandfish Records Diary

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しゃべる詩人の会

 心穏やかな朝。昨夜の夕食にハンバーグを食べたからか、窓からの富士山がきれいだからか、アルバイトがいつもより1時間遅い出勤だからか、ガイ・クラークの『オールドNo.1』が流れているからか、まぁ、理由はわからないけど、理由なんてどうでもよかったりもする。いい朝だ。コーヒーが美味い。あとでコーン・スープも飲もう。

 日曜日は、地元の音楽スタジオ『太陽ぬ荘』へ。5つの部屋で同時にライヴをやろうという主旨のイベントで、つまり部屋を開けるとそこでは誰かが演奏しているというわけだ。僕らは仲間4人とリーディングで参加。まず冒頭にジム・モリソンの詩の朗読を流してから、順番で自作の文章やら詩を読んでいった。先陣は僕で、「扉」にまつわるふたつの文章を書いていった(昨日の日記はそのうちのひとつ)。バックにマイルズ・デイヴィスを流しながら読んだ(えせビートニク風)。2番手はマンスリーDJイベント「Voices Inside」で印象的なリーディングを披露している二見潤。自身が住む自動車工場の町とモーター・シティ=デトロイトを重ね合わせ、得意の文章と音楽を交互に聞かせるスタイル。3番手は馴染みの音楽バー「ケインズ」のマスター=ゲンちゃん。今回は「ブルース」をテーマに4篇。最初と最後にカントリー・ブルースを配し、いつもの硬派な語り口。最後は酒屋兼詩人の高橋くん。上半身裸になってのノン・ストップ・リーディングはさすがで、思わず聞き入ってしまった。お客さんはほとんどいなかったので、なんだか自習みたいなリハみたいな感じだったけど、まぁ、リーディングを1時間つづけて聞くというのは、それはそれで大変なことだ。ただ、こういうリーディングに特化した試みは初めてだったから、僕は楽しかったし、参加してくれた3人はそれぞれの個性を発揮してくれて、どれも素晴らしかった。僕は彼らのようには書けないし読めないから、少しうらやましくもあった。

 その夜は、あちこちでイベントが行われていた。馴染みのバー「ロケット・デリ」でのヤク&リトル・キヨシのライヴを観ながらお疲れ様の乾杯をし、その後は「ケインズ」ヘ。この夜はちょっと珍しいくらい面白いメンバーがカウンターを埋めたので、わいわいがやがやと話は盛り上がり、帰りたくなくなり、そのまま呑みつづけ、最後は少しうとうとして、酔っ払ったまま朝を迎えた。話したことの半分くらいは忘れてしまった。それはきっとその場で思いついたことをしゃべってるからで、最初から口に出すほどの意味も深みもないからだろう。でも、そういう無駄が生きていくには必要だし、酒場というのは、そんな無駄をすることが許される場所なのかもしれない。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-01-30 08:09 | diary | Comments(0)
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