ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

Jug Band Music

 ジム・クウェスキン・ジャグ・バンドが只今来日中。メンバーは、ジム・クウェスキン、ジェフ・マルダー、マリア・マルダー、ビル・キース、リチャード・グリーン、というこれ以上望むべくもないラインナップだ。これに日米混合の腕利きサポート・メンバーが脇を固める。僕はアルバイトを休んで明日観にいくのだけど、もう楽しみでしょうがない。

 何年か前の春にも、ジムとジェフが日本に来たことがあった。そのときはジョン・セバスチャンも一緒だった。僕は客席の後方に設置された物販ブースから、彼らの姿を目に焼きつけるようにして観た。あのときステージにあがったセバスチャンが、なんとも言えない優しい笑顔を浮かべながら、冗談まじりにこう言ったのを覚えている。「やっとジム・クウェスキン・ジャグ・バンドのメンバーになれたぜー」。なんだか胸がじーんとした。うまく言えないのだけど、ジャグ・バンド・ミュージックを愛する人にとって、ジム・クウェスキンのジャグ・バンドは特別なのだ。

 そんなバンドが、最高のラインナップで日本に来ているのだから、僕が浮き足立つのは至極当然。もし2センチくらい宙に浮いたとしても、別に驚くことじゃない。それよりも、彼らが日本に来てくれたことの方が、ずっと驚くべきことだ。

 ジャグ・バンドという言葉を初めて知ったのは、ラヴィン・スプーンフルの「ジャグ・バンド・ミュージック」という曲だった。これを歌っていたのがジョン・セバスチャンだった。それから『RCAブルースの古典』という戦前ブルースを集めたアルバムで黒人のジャグ・バンドを知り、それなりの紆余曲折を経て、ジム・クウェスキン・ジャグ・バンドへ辿り着いた。大雑把に言うと、まぁ、そういうことになる。

 ジャグ・バンド・ミュージックは、今ではそんなに人気がある音楽じゃないかもしれない。でも、それがどうしたというのか?彼らの音楽は豊かで美しい。喜怒哀楽に溢れていて、他の何物にも代えがたい喜びを与えてくれる。僕はそれを受け取りたい。そして、受け取ったものを別の誰かに伝えることができたら、きっと素晴らしいと思うだろう。
 
 MIYAI
[PR]
by sandfish2007 | 2013-04-11 08:34 | diary | Comments(0)
<< 悪いか? 妙な満足感 >>