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Sandfish Records Diary

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出口が見えない音楽

 ルーベンス展に行って帰ってきた。渋谷では一切寄り道をせず、乗り換えた横浜でもどこに立ち寄ることもなく、僕らは藤沢へ帰ってきた。そして、昼も夜も藤沢でご飯を食べた。なんでだろう?多分、その方が落ち着くのだ。ご飯くらい落ち着いて食べたいのだ。

 美術館へ行ったのなんて、何年ぶりだろうか。もう思い出せないくらいだ。ルーベンスが特に好きというわけではなかったが、いざ本物の絵を見ると、その見事さに圧倒された。絵の他にも版画や、ルーベンスの工房で働いてた弟子の絵もたくさん飾られていたけど、ルーベンス本人の絵に勝るものはなかった。その繊細なタッチと大胆な構図に、僕は大いに刺激を受けた。別に僕が絵を描くわけじゃないんだけど、物の考え方とかに、その影響が出るかもしれない。もし出なかったとしても、特に問題はない。そんな気分になれただけでも、観にいってよかったんだと思う。

 帰宅してからは、本を読もうと思っていたんだけど、活字を追うのがめんどくさくなって、レコードをターンテーブルにのせた。なぜか出口が見えないような音楽が聴きたかった。風は吹いているのだけど、吹き抜けることなく、同じ場所でぐるぐると渦巻いているような音楽をだ。どこまでも続いていくような音楽には、限界がなく、いつも魅力的だ。でも、荒涼とした場所に辿り着いてしまった音楽は、時として、それ以上の魅力を放つ。そう感じるのは、きっと僕がそこに辿り着いたことがないからで、これからも辿り着けないと思っているからかもしれない。

 そんなバンドのレコードを、僕は何枚か持っている。ビートルズとか、ザ・バンドとか、イーグルスとか。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-04-16 07:34 | diary | Comments(0)
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