昨夜はマンスリーDJイベント「Voices Inside」を聴きに「バー・ケインズ」ヘ。今回のテーマは「アトランティック・レコード」。言わずと知れた黒人音楽の代表的なレーベルだが、ロックの分野でも数々の名盤をリリースしている。この夜も、ソウルを中心にロックからシンガーソングライターまで、そんなアトランティックの豊富なカタログをたっぷり聴くことができた。「そうかぁ、これもアトランティックなんだよねー」と改めて思ったりして、その底知れない魅力に感心するやらあきれるやらだった。
びっくりしたのは、日本のアーティストのレコードにも、アトランティックから出ているものがあったことだ。マニアックな話で申し訳ないが、アトランティックがワーナーに買収された後のことらしいので、おそらくレーベル自体は有名無実化していたのだと思う(特に日本では)。それでも、ペドロ&ザ・カプリシャスのレコードのラベルがアトランティックだったりするのを見るのは、やはりシュールだった。
そんなところから話は盛り上がり、事実から憶測、果てはただの思いつきまで、みんなであーだこーだと好き勝手に語り合った。ひとつのレーベルからここまで話が広がるのも、アトランティックならではだろう。それだけ僕らはこのレーベルを信頼に、愛しているのだ。
もし僕がアーメット・アーティガン(アトランティク・レコードの創始者。既に故人。)に会ったとして、「僕もレーベルやってるんですよ」と言えるだろうか?・・・言えないなぁ。おこがましくて、とても言えない。リスペクト!アトランティック・レコード。
MIYAI