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Sandfish Records Diary

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Right As Rain

 午前6時。昨夜からの雨は今も降り続いている。朝の静かな時間。コーヒーは一際美味しく感じるし、大好きなザ・バンドの音楽もいつもとは少し違って聴こえる。夜に魔法があるように、朝の静かな時間にも魔法はあると思う。

 『アイランド』は、ザ・バンドの諸作の中で最も刺激の少ない作品。だから、みんな軽視してる。多分、僕も。ただ美しい曲が並んでいるだけじゃ満足できないのだろうか。きっとそうなんだろう。でも、もし朝の静かな時間にこのアルバムを聴けば、みんなも少しは気が変わるんじゃないかな。どれもいい曲だと気づいて、思ってたよりもいいじゃないかって。

 ライトで8番であれレギュラーを取るのは大変だ。『アイランド』もまた、偉大なるザ・バンドのレギュラー・カタログだ。『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』や『南十字星』のようにピッチャーで4番じゃなくても、『アイランド』には『アイランド』としての存在意義がちゃんとある。

 どうも僕はこういう肩入れをしがちだ。ただ美しい曲が並んでいれば、それでいいじゃないか。地味に思えるなら、それはきっと正直だからだって。その心の機微は、近づかないと聞き取れないくらいに小さいかもしれない。だから、聞き取れたときは特別なことに思えたりする。あぁ、ずっとここにあったんだなぁと。ただ僕が気づいてなかっただけなんだなぁって。

 朝の静かな時間。ザ・バンドの『アイランド』。外では今も雨が降っている。ライト・アズ・レイン。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-06-20 06:31 | diary | Comments(0)
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