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Sandfish Records Diary

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ギョーザな夜の顛末

 昨夜、テーブルにギョーザが「ほいっ」と出てきて、ビールがコップに「じょわじょわっ」と注がれた。ギョーザの横にはおから、ナスとミョウガの和え物が並んでいた。僕は「ちびまる子ちゃん」のお父さんみたいな声で「おっ、いいじゃねーか」と言った(それ以外に何を言えばいいだろう?)。そして、エルヴィス・コステロの『マイ・エイム・イズ・トゥルー』をかけた。笑顔で乾杯し、「レッド・シューズ」を口ずさみ、ギョーザの写真をフェイスブックにアップした。

 それからブルース・スプリングスティーンの『ビフォア・ザ・フレイム』というデビュー前のデモ集を久しぶりに聴いた。とてもオフィシャルとは呼べない体裁のCDだが、内容は掛け値なしに素晴らしい。ちゃんと対訳がついてるのもありがたい。22歳のスプリングスティーンが書いた歌詞は、どれも詩的でロマンティックで映画のようだった。こんな風に言葉を綴れたら、どんなに素敵だろう。

 ギョーザはきれいになくなり、ビールも呑み干した。残ったおからとナスとミョウガを肴に、やっぱり残り物の日本酒をちびちびと呑んだ。ほどなくして日本酒がなくなったので、焼酎をロックで呑んだ。その間ずっとスプリングスティーンの歌詞を目で追っていた。例えば、それはこんな風だった。

 電話が鳴ってフックがはずれ落ちるとき
 国防省のかなりの詐欺師にお前の両足は盗まれていた
 お前は本でも書こうと考え始めているけど
 なんでもかんでも忠誠を誓ったりはしない
 
 ほろ酔いのときに口に出して読んでみると、なんだか自分がいっぱしの詩人にでもなったような気がした。どうやら少し呑みすぎたみたいだった。案の定、眠くなり、いつものように床で転寝をした。自分の家ってのは、気楽でいいものだと思った。

 朝に起きると、フェイスブックのギョーザの写真には、これまでで一番たくさんの「いいね」がついていた。今、僕はエルヴィス・コステロの『キング・オブ・アメリカ』をかけながら、この日記を書いている。このCDにも対訳がついててありがたい。「チョコレート・タウンでは、どの列車も茶色に塗ってある」。エルヴィス・コステロも変てこな歌詞をたくさん書く。そんなところが大好きだったりする。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-09-25 07:26 | diary | Comments(0)
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