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Sandfish Records Diary

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NEW

 ポール・マッカートニーの新作『NEW』が発売され、早速買ってきた。繰り返し聴いてるんだけど、とても楽しい。サウンドのベースになっているのは、ビートルズでもなくウイングスでもなく、21世紀になってからのソロ時代だ。ポールがこの10年間くらいでチャレンジしてきた音楽的成果が、美しいカケラとなってあちこちに見え隠れしている。それはポールがライヴ・パフォーマーとしてだけでなく、レコーディング・アーティストとしても実りある10年を過ごしてきた証明でもある。そして今作でもまたこれまでとは違うことをやっている。立体的な音像で、広がりのある仕上がりはとても新鮮だ。このアルバムがポジティヴなエネルギーに溢れているのは、聴こえてくる音楽に未来があると感じられるからだろう。停滞もなければ安住もない。あるのは自信と余裕。そして、みずみずしいほどの音楽を楽しむ心だ。

 ポールも71歳になったわけだし、そろそろのんびりすればいいのにと思うことが僕はよくある。もう十分僕らを幸せにしてくれた。あとは好きな音楽を好きなようにやってくれればいい。もうみんなのために大きなスタジアムでビートルズ・ナンバーを演奏しなくてもいいのにと。でも、おそらく僕は間違っているのだ。ポールは今も自分の好きなように音楽を楽しんでいるのだ。レコーディング・アーティストとしての引き出しを増やしつづけ、ライヴではみんなが喜ぶ顔を見るのが好きなのだろう。ありがたいな。

 『NEW』。71歳の新しいポール・マッカートニー。
 
 MIYAI
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by sandfish2007 | 2013-10-16 07:30 | diary | Comments(0)
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