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Sandfish Records Diary

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Dream Baby Dream

 この町に珍しく雪が降った夜、祈りのような歌を繰り返し聴いた。僭越ながら、要約してしまうと、その「ドリーム・ベイビー・ドリーム」とは、こんな歌だ。

 夢を見よう
 明かりを灯しつづけないと
 火を燃やしつづけないと
 心を開いて
 夢を見よう
 涙を拭いて
 僕は君が微笑むのを見たいだけ
 夢を見よう

 オリジナルは、スーサイドというエレクトロニック・パンク・デュオの曲で、僕はブルース・スプリングスティーンが何年か前にライヴで取り上げたことで知った。そしてこの曲は、先日発売されたばかりのスプリングスティーンのアルバム『ハイ・ホープス』のラストにも収められた。ハーモニウムの厳かな調べ。スプリングスティーンが祈るようにして歌う。

 僕がこの歌を聴いて思うのは、つまるところ、こういうことだ。夢を見るのはいいことだし、明かりは常に灯っていてほしいし、火を絶やしてはいけない。できることなら、心を開いて、夢を持ちつづけたい。どうか涙を拭いて。僕はあなたの微笑みを見たいだけ。夢を見つづけていたいだけ。

 シンプルな歌詞がそのまま響く。やっぱり、この歌は祈りそのものだ。すべてが、静かで、儚い。だから、胸を締めつける。例えば、昨日の夜のように、珍しく雪が降って、気温が下がり、遠くで何かが軋む音が聞こえると、僕はこの歌が祈りだと気づくのだ。

 夢を見よう。明かりを灯そう。火を燃やしておこう。心を開いて。夢を見よう。涙を拭いて。僕はあなたの微笑むのを見たいだけ。夢を見よう。

 MIYAI



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by sandfish2007 | 2014-02-05 07:27 | diary | Comments(0)
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