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Sandfish Records Diary

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ジョーカー・マン

 3月も半ばを過ぎ、もう少しでボブ・ディランが日本にやって来る。できることなら東京公演は全部観たいくらいなのだが、9回もやるので、さすがにそこまで暇じゃないし、チケットは高いし、この先なにがあるかもわからないので、今回は2公演だけ。

 今朝、ボブ・ディランの傑作『モダン・タイムス』を聴いていると、妻が「声がおじいちゃんだね」と言った。これでも8年前のアルバムなんだよと僕が言うと、妻は「ラジオでしゃべってる声も呪文みたいだもんね」と言った。ディランの声のおじいちゃん化は、1992年の30周年記念コンサートくらいから顕著になったように思う。でも、ファンの贔屓目かもしれないが、声が出なくなったことをカバーするかのように、歌の表現力は深まった。前回のライヴではマイクに向かうときの反射神経が鈍ったかなと感じたけど(微妙に遅れる気がした)、今回はどうかな?

 ディランはバンドと何十年もツアー暮らしをつづけているため、そこから生まれる阿吽の呼吸が、ディランのライヴの醍醐味だと思う。ボブ・ディランは今も旅を続け、歌を伝え歩いている。ポップ・ミュージックのスターではなく、本物の歌い手として。こんな凄い人は、どこをさがしたって他にはいないと思う。

 初めてボブ・ディランを観たときのことは、今でもはっきりと覚えている。ちょうど今から20年前、「ジョーカー・マン」から始まった夜。しびれるような感動だった。あれから何度もディランのライヴを観ている。どのツアーもそれぞれ素晴らしかった。今回もまた何か新しい発見があるかもしれない。そう思えるのは、とても素敵なことだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2014-03-18 07:18 | diary | Comments(0)
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