ブログトップ

Sandfish Records Diary

sandfish.exblog.jp

あの日の情景

 窓から聞こえてくる蝉の声に重なるようにして、ビリー・ジョエルの「アンド・ソー・イット・ゴーズ」が流れてきた。天気のいい夏の日の午後、僕は言いようもない気持ちにとらわれた。

 胸をよぎったのは、知るはずもない8月15日の情景だった。とても鮮明だった。あの日もこんな風だったのだろうか。太陽が照りつけ、蝉の声が聞こえていたのだろうか。実際は違うのかもしれないし、ビリー・ジョエルの曲を聴いて浮かんでくる情景が、終戦を迎えた日の日本であるはずもない。でも、この悲しいメロディが、時空を超え、僕の心の深い部分で、昨日のあの瞬間と終戦の日を結びつけたのは、おそらく間違いないのだ。

 あの日もこんなだったのだろうか?太陽が照りつけ、蝉の声が聞こえていたのだろうか?僕と同じように顔をしかめ、汗をぬぐっていたのだろうか?誰かのことを想っていたのだろうか。

 ふたつの原爆の日があって、数日後には終戦の日がやってくる。毎年のこと。この時期、魂と魂が交錯する。迎え入れ、送り出そう。僕らが受け継いだ、日本の夏の情景。

 MIYAI



[PR]
by sandfish2007 | 2014-08-12 06:29 | diary | Comments(0)
<< 暇だといいなぁ 熱量を上げていこう >>