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Sandfish Records Diary

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ギター殺人者の凱旋

 朝起きたら素晴らしい秋空が広がっていた。ベランダに出て、大きく息を吸い込んで、淀んだ僕の肺にひんやりとした空気を送り込んだ。気持ちがいい。髭を剃り、いつものようにコーヒーを淹れ、ピザトーストとサラダを食べ、軽いストレッチをした。気持ちがいい。後でもうちょっとちゃんと体をほぐそう。

 今はストーン・ローゼズのファーストを聴いているところ。かっこいい。このアルバムが出たとき、僕は19歳だった。当時からかっこよかったけど、夢中にはならなかった。あの頃はボブ・ディランとザ・バンドのレコードを集めるのに忙しかった。でも、こうして思い出したように引っぱり出しては聴きつづけ、25年がたつのだから、今も心にひっかかるものがあるのだろう。当時はレトロな感じが気に入っていたけど、最先端な空気に馴染めなかった。今はそのバランスが気持ちいい。もう最先端ではないけれど、少しも古臭い感じがしない。普遍的な作品だ。

 先日、友人(というか先輩)と洋楽における邦題の話になった。思えば昔はすごい邦題がたくさんあった。例えば、ジェフ・ベックの『ブロウ・バイ・ブロウ』が、どうして「ギター殺人者の凱旋」になってしまうのか?誰も止めようとしなかったのか?そんな話をしたのだけど、数日たってもこの邦題が頭にひっかかっていた。レコードをターンテーブルにのせ、殺人とはあまりにかけ離れたセンス抜群な演奏を聴くにつけ、「この邦題はいくらなんでもひどいな。音を聴かないでつけましたでは済まされないレベルだ」と思うようになった。そこで調べてみたところ、どうやら本国の宣伝用ポスターに記載されていた「Return Of The Axe Murderer」を直訳したものらしいということがわかった。なーんだ。そういうことだったのか。ちょっとがっかり。こういうケースってけっこうあるのかもしれないな。

 ちなみにストーン・ローゼズのファースト『ザ・ストーン・ローゼズ』の邦題は「石と薔薇」だった。そのまんま。わざわざ漢字にすることもなかったと思うのだけど(当時もそう思った)、どうなんでしょうね。まぁ、いいや。そろそろ体をほぐそう。今日は秋晴れ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-10-16 09:33 | diary | Comments(0)
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