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Sandfish Records Diary

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どちらも幸せ

 なぜ僕は床で寝てしまうのだろう?リビングならまだしも、台所の床で寝る必要などないはずだ。最近、出かける前に妻が床の一部分だけを掃除していたので理由を訊ねると、「だって、寝るでしょ」と言われた。…どうもすみません。

 昨夜は馴染みの隠れ処「海樹」へ。巨大カキフライと新鮮なスルメイカのお刺身をいただきつつ、今季お初の熱燗で酔っぱらった。朝まで寝ないでトランプに興じるお年寄り達の話になり、「なるほど。楽しいことがあれば、老人も眠くならないんですね」という結論を得た。彼らはお金を賭けるでもなく、負けるとシッペをされるという、ただそれだけのゲームを大笑いしながら朝まで繰り返すのだという。お年寄りだから早寝早起きという理屈は乱暴だ。楽しいことがあれば、人間いくつになっても寝る間を惜しむものなのだ。

 帰宅してからは、台所のテーブルで雑然とひとり2次会。ビル・エヴァンスの『トリオ64』と、おおはた雄一の『ふたつの朝』と、ニルソンの『ニルソン・シングス・ニューマン』を用意して、ビールを呑みながら読みかけの小説を開いた。すべてが心地よく、「楽しいなぁ。気持ちいいなぁ」と思ってて、気がついたら床で寝ていた。数日前に妻が掃除していたあの一角で。

 楽しくて朝まで寝ない老人もいれば、気持ち良すぎて床で寝てしまう人もいる。どちらも、多分、幸せ。

 MIYAI

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by sandfish2007 | 2014-10-25 07:39 | diary | Comments(0)
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