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Sandfish Records Diary

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ルシド・ドリーム

 久しぶりに6時にちゃんと起きれた。しばらく寝坊してる間に、この時間でも外は明るくなっていた。窓を開けたら全然寒くなかった。近所にある梅の花は散り、河津桜には葉が目立ち始めた。そろそろソメイヨシノがほころぶように咲き出すのだろう。朝靄にけむる里山を眺めながら、春になったんだなと思った。

 キャリー・オットの『ルシド・ドリーム』を引っぱり出してみる。この優れたポップ・アルバムを、僕はかつて在籍していたインディーズ・レーベルで一生懸命売っていた。周囲の評判も良かった。けれど、実際は期待したほど売れなかった。ポップな音楽を売るのは、世間が思っているほど簡単なことじゃないのだ。

 だからといって、このアルバムの価値が下がるものではない。今聴いてみてわかるのは、これをいいと思った僕の耳は確かだったということと、そんなに売れなかったという現実だ。ただそれだけのことなのだ。

 何が売れるかなんて誰にもわからない。…というのが、この業界に長くいてつくづく感じる僕の率直な思いだ。わかると言う人もいるけれど、多くの場合は結果論であり、傲慢な思い込みだったりする。とはいえ、僕はわからなさ過ぎかもしれない。少なくともレーベル・オーナーとしては、売れるものへの嗅覚が欠如していると思う。けれど、そのおかげで自分がいいと思った作品をリリースできている面もあり、まぁ悪いことばかりではない。

 キャリー・オットが終わったら、次はブレット・デネンの『ソー・マッチ・モア』を聴こう。これも某インディーズ・レーベルでがんばって売っていた。期待したほどは売れなかったけど、いいアルバムだ。そんな音楽人生なり。
 
 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-03-18 07:33 | diary | Comments(0)
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