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Sandfish Records Diary

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いいことだ

 しつこくニュー・リリース候補作を聴く。台所で聴いて、仕事部屋で聴いて、後でリビングのステレオでも聴く。食事をしながら聴いて、仕事をしながら聴いて、後で腕を組んでじっくり聴いてみる。その都度、心への響き方が違うし、印象も変わる。音楽とはそういうものだ。で、なんだかよくわからなくなったら、しばらく時間を置いてみる。数日後にまた聴いてみる。そんな感じか。

 僕が興味があるのは、その音楽の芯の部分だ。売るためには表面も大切だが、その作品が音楽として生き残っていけるかは、芯の部分にかかっている。泉のように湧き出るものがあるかどうか。枯れることのないみずみずしさが隠されているかどうか。そこを聴き分けたい。

 先日、とあるミュージシャンのインタビューを読んだ。彼はこの時代に音楽をやっていくことの厳しさを痛切に感じていたし、そのための強い決意を胸に抱いていた。彼の言うことを、僕は(僕なりに)理解できた。彼が選んだ道はひとつの大いなる選択だった。しかし、その選択肢を自分が選ぶことはないだろうと思った。結局、今はどちらかに振り切るしかない。押し通すか引っ込むか。足し算か引き算か。曖昧でいる余地はなくなった(残念ながら)。どちらかに舵を切り、自分の道を選んで進んでいくしかない。

 しつこくニュー・リリース候補作を聴いている。僕の気持ちも少し高揚しているのだろう。いいことだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-03-26 10:12 | diary | Comments(0)
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