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Sandfish Records Diary

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春の便り

 昨年の11月に友人が置いていった伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』を読了。5ヶ月間もほったらかしてたくせに、読み出したらあっという間だった。いくつかの短い物語がそれぞれに繋がりをもったパラレル・ワールドになっており、いつもながらその手腕の見事さに感心させられる。短編の連作であるのと、どれも「出会い」をテーマにした物語だということもあってか、読んでいる間ずっと清々しい気持ちでいられた。彼のいくつかの代表作に比べると軽量級だが、それもまた楽しい本だった。

 ちょうど桜が一斉に咲き始めたので、近所を散策し、公園でおにぎりとホットドッグを食べた。春休みということもあり、平日の公園は子供達の元気な声があちこちから聞こえてきた。僕らは芝生に座って、缶ビールを1本づつ呑んだ。上着がいらないほどのうららかな陽気に包まれての短いお花見は、ささやかで、どこか短編小説の中の一場面のようでもあった。

 帰宅してからは仕事をした。この日の音さがしは豊作で、クォリティの高い作品をいくつも見つけることができた。僕はそれらを繰り返し試聴し、ノートに所感を書いていった。夕食は、トビウオのお刺身、焼鮭、菜の花のからし和え、土鍋で炊いた混ぜご飯。僕は妻にトッド・ラングレンの話をし、彼のアルバムを2枚かけた。そのうちの1枚は、彼女と知り合った頃によく一緒に聴いたアルバムだった。

 暖かくなり、桜が咲き、今日で3月もおしまい。時は流れ、日常はつづいていく。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-03-31 07:18 | diary | Comments(0)
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