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Sandfish Records Diary

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ポールのライヴ2日目の朝に思う

 ポール・マッカートニー東京公演2日目の朝。ポールを聴きながら朝食をとり、歯を磨き、着ていくTシャツを選び、ストレッチをした。これからシャワーを浴びて髭を剃る。体調はすこぶる良好。天気は午後から晴れの予報。いい1日になりそうだ。

 ポール・マッカートニーのライヴは、他のアーティストのライヴとは別物だ。想像を遥かに超えた心温まる経験をし、ある人は輝くような笑顔を浮かべ、ある人の目からは自然と涙がこぼれる。胸に言いようもない気持ちが広がり、終演後、観に行った人の多くが信じられないといった表情で「こんなにいいとは思わなかった」と言葉を漏らす。

 昨夜、ラジオの収録へ行った際、某ディレクター氏とライヴの話になった。要約すると、彼は余韻を残したままの顔で頬のゆるめ「スタンド席だったけどまったく問題なかった。涙がぼろぼろ出た。あんなにいいとは思わなかった。高いチケット代もあれを観れば惜しいとは思わない。今日はセットリスト通りにプレイリストを作ってずっと聴いていた」という。一字一句同意。

 ポールのライヴを体験すれば、きっとこの気持ちがわかると思う。繰り出される名曲の数々。そのあまりの偉大さには圧倒されるばかりだ。伝わってくる人柄は、温かく、ポジティヴで、垣根など存在しない。ポールがなぜこれほど世界中から愛されるのか、その理由がきっとわかるはずだ。

 すべてにおいてスケールが違う。これは観客動員や興行収入のことを言っているのではない。頭では想像ができないもっとずっと大きな何かに包まれる感覚。それは忘れられない経験として、いつまでも胸に残りつづける。そして、ときに僕らを励まし、勇気づけてくれることだろう。ポール・マッカートニーのライヴとは、そういうものなのだ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-04-25 08:02 | diary | Comments(0)
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