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Sandfish Records Diary

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Good Luck

 長引いていた妻の風邪がようやく収束しつつあるところで、次は僕がなんだか怪しいよくあるパターンの朝。ブルース・スプリングスティーンの凄まじいライヴ音源を入手したので聴いている。まるで音楽の洪水。体ごと奔流にのみ込まれるみたいだ。

 深い感銘の受けながらスプリングスティーンのインタビュー集をぱらぱらとめくる。すると、これがまた含蓄のある言葉の洪水だったりする。グサグサと胸に突き刺さり過ぎて、かえって何がなんだかわからなくなる。でも、ドンと背中を押されたような感覚だけはしっかりと残った。

 例えば…。あるインタビューの中でスプリングスティーンは、ちょうど今の僕と同じくらいの年齢だ。インタビュアーからの「昔の自分にアドバイスできるなら、どんな言葉をかけますか?」という質問にこんな風に答えている。「ミュージシャンになるのは簡単なことじゃない。だけど、やっぱりロックンロールしかないんだ。その両方を頭に刻みつけておけ。お前には他人の人生に影響を与える力が絶対にある。(中略)後悔なんかしないにせよ、楽な道に進んで自分を戒めようとしなくなるのは、ロックンロールしかないということを見失っているからだ。迷いがなくなるのはいいことじゃない。世の中には危険が潜んでいる。内なる野心を蝕んでしまうかもしれないし、歌いたいという理想や価値にまで悪い影響が及ぶだろう。(後略)」と。

 「さて…」と僕は思う。果たして僕は昔の自分にどんなアドバイスをするだろうか?「自由に生きるのは簡単なことじゃない。でも、やりたいようにやるしかないんだ。その両方を頭に刻みつけておけ。でも、本当にやりたいこととは?そこを真剣に考え、絞り込めるだけ絞り込んでみるのは悪くないかもしれない。その作業に限界はないはずだ。年を重ねると必然的に失うものがある。そして、お前が想像しているよりも息苦しい時代がやってくる。その現実に直面し、道に迷うたび、かつて自分の夢や理想を突き詰めて考えたという経験が、お前に初心を思い出させてくれるだろう」。

 成功者と非成功者の違いがありありと出ているのは、まぁしょうがないとして、それでも結局、スプリングスティーンも僕も伝えたいことは同じなのかもしれない。それはつまり、若い自分に対してだけでなく、今の自分にもかける言葉。「グッドラック(幸運を)」。どんな人生にも希望の光はあるのだと。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-05-18 08:34 | diary | Comments(0)
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