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Sandfish Records Diary

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Watching the River Flow

 今日はボブ・ディランの74歳の誕生日。なので、曇り空の日曜日だけど、すべからくめでたいのだ。2月に発売された新作をまだ買ってないなぁと思いつつ、昔のディランの歌を聴いている。

 このCDは、かつて入院していた僕に親父が買ってくれたものだ。ほぼ寝たきりの状態からどうにか手が自由に使えるようになった頃、音楽好きだった僕に親父が言った。「好きな歌を聴けば気が晴れるだろう。欲しいCDを買って来てやる」。僕はローリング・ストーンズとボブ・ディランのベスト盤が欲しいと伝えた。翌日、親父はソニーのCDウォークマンと一緒にストーンズの『ホット・ロックス 1』とボブ・ディランの『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』を買ってきてくれた。入院中、僕はこれらのCDを繰り返し聴いた。しかし、当然のことながら、ストーンズの『ホット・ロックス 1』を聴くと『ホット・ロックス 2』の方も聴きたくなり、ディランの『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』を聴くと『Vol.1』のことが気になった。でも、これ以上のものねだりはしなかった。ただでさえ心配をかけ、迷惑をかけていたから。

 そんなことも思い出しつつ、今朝はボブ・ディランの『グレイテスト・ヒッツ Vol.2』を聴いている。アルバムは、レオン・ラッセル達をバックに従えたスワンプ・サウンドの「ウォッチング・ザ・リバー・フロウ」から始まる。何が起ころうとも、砂山の上に座って、川が溢れるのを眺めている。そんな歌だ。発売されたのは1971年。僕は1歳で、言葉を話すことも2本足で歩くこともできなかった頃だ。そんな僕が大人になり、ボブ・ディランは今も歌いつづけている。時間とは川の流れのようなものだ。ディランの川は流れ、僕の川もまた流れつづけている。で、ときどき溢れたりもする。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-05-24 06:43 | diary | Comments(0)
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