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Sandfish Records Diary

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ECM

 ECMというドイツのレーベルがある。作品は主にノルウェーのスタジオで録音され、ざっくり言うと、空間を大切にした静謐な作風が特徴だ。代表的な所属アーティストは、キース・ジャレット、ビル・フリゼール、等々。

 友達の治療師がこのレーベルに精通していて、ときどきECMレコードの作品を集めたDJをやっている。昨夜はその3回目ということで、僕も馴染みのバーまで聴きに出かけた。店の扉を開けると、カウンターはお客さんでほぼ埋まっていた。友人は一番端の席にいて、前にDJの機材が置かれ、隣りには大量のECMのCDが積み上げられていた。ちなみに、ECMのジャケットは淡い風景であることが多い。

 僕は反対側の一番端の席に座った。友人の作曲家、お菓子屋の若旦那も来ていた。ほどよくリバーブの効いた曲がつづく。演奏は深く潜ることなく、緊張感とくつろぎの間を浮遊するように響いていた。途中、作曲家によるギターの生演奏もあった。できるだけ手数を減らし、少ない音を互いに共鳴させようとしているのが伝わってきた。その演奏もまた静謐で空間的なものだった。

 日頃接する機会の少ない音楽を聴くのは楽しく、僕はいつもと違うお酒を注文することにした。ぶどうとサクランボのカクテルを1杯づつ呑んだ。どちらもよく冷えており、初夏の夜らしい爽やかな味がした。時折、別の友人がECMとは無関係の僕にも耳馴染みのある曲をかけた。そういうときは、いつものウイスキーが呑みたくなった。

 今は、届いたばかりのリリース候補作を聴いている。センスがいいし、楽曲も魅力的だ。もっと聴き込んでみよう。近日中にもう1枚届く予定。ECMとサンドフィッシュ。共通点はなさそうだけど、どちらもいい音楽であれば、それでいい。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-06-25 10:43 | diary | Comments(0)
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