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Sandfish Records Diary

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巡り巡ってスティーリー・ダン

 雨音まじりにスティーリー・ダンを聴く午前10時。普段は朝に聴くことはないのだけど、巡り巡って、こうして聴いている。

 昨日はどこにも出かけないつもりだったのだが、急遽、馴染みの店で行われたライヴを観に行くことにした。遅れて店に着いたときは休憩中で、ほどなくして第2部が始まった。ギターの弾き語りとピアノ。ジャズ、ニューオーリンズ、マンボ、演歌等がごく自然にブレンドされた懐の深いボッサ歌謡。戦後昭和のテイスト。関西の酒場文化。洒落っ気とおふざけが交錯するレベルの高い演奏を堪能した。

 ライヴが終わったのが23時を過ぎていたこともあって、ほどなくしてお客さんはいなくなり、カウンターはライヴが終わってから来た友人と僕のふたりになった。友人は僕よりひと回り年下で、大手中古レコード店で査定の仕事をしており、誕生日だった一昨日に血尿が出たばかりだった。度を超えて音楽好きのマスターもまじえて、深夜のマニアックな音楽談義へ。最近新調したスピーカーを天井に吊ったという話になり、これまでとの音の聴こえ方の違いの話になり、オリジナル盤の話になり、マトリクス番号の話になり、アサイラム・レコードの話になり、A&Mレコードの話になり、オリンピック・スタジオの話になり、ワーナー・ミュージックの話になり、レコードのカッティングの話になり、レコードとCDを聴き比べたりしたところ、「スティーリー・ダン、すげーな」という結論に行き着いた。1972年発売のレコードとリマスターCDの間に、ほとんど差が感じられなかったのだ。僕らは驚嘆し、感心し、友人は血尿のことをしばし忘れた。時計は午前3時を過ぎていた。

 そんなわけで、巡り巡って、今朝はスティーリー・ダンを聴いている。普段は朝に聴くことはないのだけど。さて、友人は病院へ行っただろうか?とにかく大事ないことを祈る。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-07-06 10:49 | diary | Comments(0)
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