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Sandfish Records Diary

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佐藤タイジ

 率直に書くと、佐藤タイジにびっくりした夜だった。ステージに出てきた瞬間から、放たれるオーラが違った。とにかく熱量が半端なく、それはこれまであまり体験したことのないタイプの熱量だった。徹底してポジティヴであり、鬱屈したエネルギーの解放とか、そういうのとは違う気がした。100%外に向かって放たれることの快感がそこにはあった。自由に飛び回り、希望と可能性をつかみ取っていくような演奏。佐藤タイジが弾くエレキ・ギターを聴いていると、悩み事なんてどうでもいい気持ちになった。僕は感銘を受け、ロックって楽しいなぁと心から思った。

 日々の生活の中で、僕らは現実の厳しさに直面する。頭の中で理屈を組み立て、納得したり、思い悩んだりしながら、なんとか出口をさがそうとする。でも、昨夜の佐藤タイジを観たとき、退屈な日常が強い光とともにパンッと音を立ててはじけ、夜空の星屑となって飛び散っていった。それは現実からの、理屈からの解放だった。心と体がすっと軽くなり、とてもいい気分だった。リクオさんをはじめとするバンドの演奏も、いつもよりワイルドに感じた。それもまた新鮮だった。

 帰りの電車でも、心がずっと震えているような感覚があった。それは今朝も残っている。昨夜の演奏を思い出しては、嬉しい気持ちになる。ロックってこんなに楽しいんだな。そんなこと、とっくにわかっていたはずなのにな。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-07-10 08:03 | diary | Comments(0)
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