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Sandfish Records Diary

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最後の記憶

 昨日はしっかりと雨が降り、市内では竜巻も発生したそうだが、僕はといえば、この2日間ずっと部屋に籠って仕事をしていたので、まるで蚊帳の外だった。一連の仕事が終わったのが夕方5時30分。ふらふらになりながらも、充実感もあって、気分は悪くなかった。居間のテレビをつけると高校野球の第4試合をやっていた。窓からは雨上がりの気持ちいい風が入ってきた。ぺたりと床に座ると、妻がビールとつまみを持ってきてくれた。ビールをひと口飲んだとき、風鈴がちりんと音を立てた。今は夏なんだなと思った。

 ランディ・ニューマンの『セイル・アウェイ』のレコードを持ってきて、ターンテーブルにのせた。僕が2歳のときの作品で、このときランディは28歳だった。ノスタルジックなメロディが、お盆が明けた後の夜によく合っていた。歌詞対訳を眺めながら聴き、どうやったらこんな見事な歌詞を書けるのだろうと思った。僕はもう45歳なのに、とても書けそうにない。畏敬の念を禁じ得なかった。

 レコードは40分もしないうちに終わったが、映画を1本観たような気分だった。僕はシャワーを浴び、缶ビールを飲み、床に寝転がった。妻が図書館から借りてきた本が手近にあったので、それを読み始めた。面白そうな本だったが、横になったのがいけなかった。いつしか僕は眠り込んでしまった。目が覚めると、さっきまで寝ていた妻が起きていた。僕は妻におやすみを言って、寝室へ行き、ベッドに寝転んだ。窓から気持ちのいい夏の夜風が入り込み、暗闇の中で白いカーテンを揺らしていた。それが昨日の僕の最後の記憶だ。

 MIYAI
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by sandfish2007 | 2015-08-18 07:27 | diary | Comments(0)
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